「ほっ」と。キャンペーン
ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

<   2016年 03月 ( 6 )   > この月の画像一覧

現在、メキシコ旅行中です6 クエルナバカとソチカルコ遺跡

b0177242_12111244.jpg
●3月13日

標高2200mのパツクアロから、1500mのクエルナバカに移動。天候も回復してきたこともあるが、急に暑くなり、昨日の夜は4枚重ねが、今はTシャツ1枚に。

 さて、教科書の世界史では、ラテンアメリカの扱いは非常に少ない。スペイン人が来るまでは、わずか1ページ。西欧人が来てから、独立運動が始まるまでの300年ぐらいも1ページ。フランス革命とナポレオンだけで6ページあるのと大違いだ。まあ、その300年の間に、淡々と西欧人の支配と混血が進んでいったわけだ。

 なんでそんなに淡々と進んでいったかというと、人口の極端な減少が既存の社会を破壊してしまったことが大きい。スペイン人らが持ち込んだ伝染病で、アメリカ大陸の人口が、1/5から1/10に減っていた。何百年かけて耕作された農地は、人口が1/10になれば荒地と化す。そして、文明の差があまりにも大きすぎて、戦いにもならなかった。アステカとかインカ帝国は、だいたい古代エジプトぐらいの感じと思えば、2000年の文化差があれば、あっというまに征服されてしまったのも仕方がない。

 次にスペイン人は、中南米を原料生産地ぐらいにしか思っていなかったので、現地の力がつくような産業がなかなか育たなかったこと。独立運動が起きるのは、アメリカとフランスの革命の影響を受けた1810年代から(コルテスのアステカ征服は1521年)。カリブ海の大規模なプランテーション農業は、イギリスやフランスが奴隷を駆使して行っていたが、スペインではまあ銀が取れればそれでいいという感じだったのだろう。あとは原住民への布教活動も、スペイン領では重要だった。自分の植民地の住民に、あまり布教は熱心でなかった英仏蘭とは対照的だ。イギリスとか、黒人奴隷に布教など考えもしなかったのだろうか。

 そういえば、メキシコは1800年代にその領土の約半分をアメリカに割譲することになったが、すでに奴隷制が廃止されていたテキサスが、アメリカ領になって奴隷制が復活ということも、歴史のひとコマか。アメリカ映画の「アラモ」じゃ、メキシコ軍が悪者だが、メキシコじゃアメリカ軍の方が悪もんだね。

b0177242_12114680.jpg

移動が終わって宿に着いたら、もう夜。
広場でビールのジュース割り(クララ)を頼んだら、
スペインだとファンタオレンジ割りが多いのだが、
ここではトマトジュース割りだった。でもなかなかいける。


●3月14日
b0177242_12131318.jpg

がっつり腫れたメキシコの今日、クエルナバカから郊外のソチカルコ遺跡へ行く。遺跡は低い山の上にあった。世界遺産で見応えはあるが、日差しが強く日に焼けてつらい。太鼓の音が聞こえてきたのでそちらへ行ってみると、遺跡の一画で何やら儀式が行われている。白い服を着た人たちが並んで、祝福を受けているようだ。これは何の儀式だろう。駐車場で帰りのバスを待っていると、バーベキューをしている大家族に呼ばれ、いろいろ食べさせてくれた。なんだかんだでメキシコの人たちは優しい。

b0177242_1214013.jpg
 
町へ戻り、今度は住宅地にあるテオパンソルコ遺跡へ。こちらは小さな遺跡で、入場無料の公園だ。その前で、伝統衣装をつけた人たちが踊っていた。お客もいないし、緊張感はないので、どうやら練習のようだ。こんな姿が見られるのも、メキシコっぽい。

b0177242_12142968.jpg

 町の中心の公園ソカロの一画では、老人たちが音楽に合わせてダンスを踊っていた。それを囲んで見ている人たち。シカゴで働いていたという老人に話しかけられた。大昔のアステカ人たちは、人身御供を捧げないと太陽が輝かなくなってしまうと考えていたが、今のメキシコ人はその代わりに踊っているんじゃないかと、ふと思った。
[PR]
by mahaera | 2016-03-21 12:14 | 海外でのはなし | Comments(0)

現在、メキシコ旅行中です5 モレーリアとパツクアロ

b0177242_1255648.jpg

●3月11日

昨日、ミチョアカン州の州都モレーリアに移動。着くなり雨。2000m近い高地なので、天気が崩れると一気に10度ぐらい下がる。この日、最高気温が13度ぐらい。通りを歩いている人も少なく、カフェのテラス席に座っている人は、我慢大会だ。

 今日は晴れたが気温が上がらず、冷たい風が吹く。最低気温が3度、最高が14度。しかし夕方ぐらいからようやく、気温が上がってきた。予報によれば、あさっては26度まで上がるんだそうだ。

b0177242_12625100.jpg

 今日はレストラン取材に疲れたので、「日本料理」と書かれた店へ。このモレーリア、本当にあちこちに「日本料理」の看板が。と言っても日本人向けでなく、すべてメキシコ人向けで、「Makis」の看板が。Makisって何かと思ったら、巻き寿司の事をMakiといい、その複数形なんだそうだ。と言っても、これは日本料理じゃない。まず酢飯ではない。そしてご飯を海苔で巻くのではなく、きゅうりやサーモンなどの具をまず海苔で巻き、それをさらにご飯で巻く。それをさらに、軽く揚げてあるのがミソ。ちょっと頼みすぎて、ひと皿でよかったな。店はどこも、メキシコ人たちで大繁盛。Yakimeshi Makiとか、どんな感じなんだろう。味は、日本料理だと思わなければ、別にOK。タイにありそうな、唐辛子醤油をつけて食べた。


●3月12日
b0177242_1273520.jpg

モレーリアからパツクアロまでは、たったの1時間の楽なバス移動のはずだった、、、。が、乗ったバスがバスターミナルに入らず、幹線道路で停車しただけだったので、パツクアロに着いたのに気づかず、降りそびれてしまい、1時間先のウルアパンまで行く羽目に。いつものアジアなら気づいた時点で降りて反対側のバスに乗るが、町を出たバスはどんどん山の中に入っていく。山の中の停留所で降りてバスを待つのを不用心な気がして、街中のバスターミナル到着まで降りずにいた。

b0177242_128436.jpg

 さて、パツクアロは今までのメキシコと違って、中南米チックな田舎町。町を歩いている人たちも、急にいなたくなり、いい感じ。建物もやたら古い。ここで人気の観光地は、パツクアロ湖に浮かぶハニッツィオ島。町に着くのが3時間遅れたので、ほぼ最終ボートで行って観光して帰ってくる。標高2200mとまた高度アップしたので、島の頂上に登るのに息切れ。夜は寒すぎて、シャワーを断念。明け方にかけて気温が10度近く下がるので、風邪を引く。朝にしよう。
[PR]
by mahaera | 2016-03-21 12:08 | 海外でのはなし | Comments(0)

現在、メキシコ旅行中です4  ケレタロ

b0177242_14345046.jpg
3月9日
数日ぶりに大きな町、ケレタロに到着。
ところがメキシコに来て初めての雨が降り、急に寒くなった。
そのせいか、夕方、頭痛がしてきて部屋で休む。
いつもは7時ぐらいまで明るいのに、曇ると5時でも暗い。

ガイドブックのレストラン取材だが、基本は更新よりも
新規レストランを開拓しようと食べ歩いている。
で昨日はとうとうお腹が壊れてしまった。明らかに食いすぎだ。
今日も夜はもう抜こうかなと思いつつ、結局ネットで評価が高いレストランへ(ホテルから徒歩2分だったので行かない手はない!)。
b0177242_14352446.jpg


しかしやっぱり、食べ過ぎだったかな。
店の一画では、サックス吹きがムードミュージックを、
テナー、アルト、ソプラノと持ち替えて演奏している。
b0177242_14355749.jpg


3月10日
b0177242_14363077.jpg

メキシコは朝。これから1日の仕事が始まる。
今日は雨、降らなきゃいいなあ。午後、ケレタロからモレーリアへ向かいます。
[PR]
by mahaera | 2016-03-14 14:37 | 海外でのはなし | Comments(0)

現在、メキシコ旅行中です3  グアナファト

b0177242_1428145.jpg

3都市目は、メキシコのコロニアルシティ、グアナファト。
ここも世界遺産。メキシコは世界遺産は32もある。多い。
その前のサカテカスがややひなびた味わいのある
地方都市だったのに対し、ここは大観光都市。
サカテカスのレストランやカフェがどこも空いていたのに、
ここはどこも賑わっています。人も多い。
しかし日本の男子大学生って、なんでどこでも3〜4人でつるんで
観光しているんだろう。目立つなあ。

b0177242_14285637.jpg

現地発ツアーに参加したが、オールスペイン語の世界。
説明も一切英語なし。入場してのガイドツアーも、
すべてスペイン語のみ。4時間ぐらいと聞いていたけれど、
結局、5時間半に(笑) しかもガイドブックには載っていない、
幽霊屋敷とか、拷問が行われていた屋敷とかにも寄って
(ホーンテッドマンションみたいな)。メキシコ人たちは、
結構喜んでいたが。。。最後はお約束のミイラ博物館。
b0177242_14282498.jpg


メキシコはプロレタリアと抽象、シュールレアリズムなどが混在した現代絵画が面白いが、ここグアナファトは独立戦争のきっかけとなった場所で、それを指導して戦死したイダルゴ神父の人気が高い。
この壁画はそれを描いたもので、かなりカッコよく描かれている。
b0177242_14301212.jpg


で、この博物館の一角で、独立やイダルゴ神父をテーマに小学生が描いた絵の展示企画があった。日本でいえば、明治維新の英雄をみんなで描いてみましょうという感じなのか。
b0177242_14304193.jpg

b0177242_1431127.jpg


ただ、最近息子に教える世界史でもそうだけど、自力で独立したり政権を得た国の革命と、日本の明治維新じゃやっぱり違う。
明治維新は結局は9割を占めていた大衆は最後まで参加せず、見物に徹していた。
で、勝手にサムライが頑張って革命を起こし、いつの間にか選挙権までくれたって感じかな。
なんで、選挙=民主主義となんとなく来ちゃっている。
このメキシコのような激しさはないなあ。
[PR]
by mahaera | 2016-03-14 14:26 | 海外でのはなし | Comments(0)

現在、メキシコ旅行中です2  次の都市はサカテカス

b0177242_6234136.jpg


グアダラハラからバスで5時間のサカテカスへ。
標高2400メートル。今回の旅の中では、一番の高所です。
かつてメキシコを繁栄させた「銀の道」と呼ばれたルートにある町の一つで、
ここも世界遺産。グアダラハラから行くと、一気に時代が100 年ぐらい戻ったかのような、
古い建物がたくさん残っています。

b0177242_6253360.jpg


とりあえず、ここでもビール、ですね。
[PR]
by mahaera | 2016-03-07 06:25 | 海外でのはなし | Comments(0)

現在、メキシコ旅行中です1 最初の都市はグアダラハラ

b0177242_12364879.jpg


2月28日を日本史を出発し、ただいまメキシコに来ています。
アエロメヒコの直行便に乗り、メキシコシティ乗り継ぎでグアダラハラへ。
最初は、無茶苦茶緊張してました。映画の見過ぎで、どうしても麻薬カルテルのイメージが。



そんな緊張も、少しずつ解け、中米や南米よりも治安は良いのではないかと思っています。

b0177242_12401322.jpg


グアダラハラに来るのは、ほぼ30年ぶり。
前回のことは何も覚えていませんが、なかなか気に入りました。
3泊がもったいない。
[PR]
by mahaera | 2016-03-05 12:41 | 海外でのはなし | Comments(0)