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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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2017年 2月6日 ジャーニー at 武道館 行ってきました! よかった!

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2月6日 ジャーニー at 武道館

スティーブ・ペリー在籍の全盛期、アルバムはかなり聴いたけれど、とうとう行かなかったジャーニー。
当時、曲は好きだったが、バンドとしてはそれほど思い入れはなかったのかもしれない。
ただ、アルバム「エスケイプ」は、同じ頃に流行っていた「TOTO IV」よりも、断然好きだった。
とくにA面の流れ。
「ドント・ストップ・ビリービン」は、当時も名曲だと思っていたが、
2000年代に入って、誰もが知る名曲になるとは思わなかった。
Gleeの影響は大だが、変すぎてもう一度見たいお笑いロックミュージカル「ロック・オブ・エイジス」ても、
この曲がキモだった。

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さて、そんなジャーニー。初めてのライブ。
席は1回席南東2列目と、立たないですむベストポジション(笑)
歳ですから。

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1曲目、「セパレイト・ウェイズ」でいきなり興奮マックス。
この曲、曲としてはダサいところギリギリなんだけれど、ライブだと絶対にアガる!

とにかく、ヒット曲のオンパレード。
4曲目の「ストーン・イン・ラブ」に続いて、5曲目にはやくも「お気に召すまま」が!
この曲、大好きというか、これでジャーニーを知った。

盛り上がったところで、ここでやっとバラード
6曲目「ライツ」では、武道館がライトで埋め尽くされる。

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続いて7曲目「オープン・アームス」。すばらしい。

13曲目の「ドント・ストップ・ビリービン」まで、1時間半。
怒涛のように次から次へと、休む間もない演奏構成。

しかしアンコールはややクールダウン。
「La Raza del Sol」はシングルのB面だったらしく、アルバム未収録でほとんど誰も知らない。
そして後半は、サンタナで知られる「ジプシークイーン」のような、ワンコード一発のソロ回しが長く続き、
観客置いてけぼり。
スティーブ・スミスのドラムが、ジャズ出身らしい本領はこうしたジャムセッションで発揮していたが。

そして最後はゆったりとした「Lovin' Tochin' Squeezin'」
初期のヒット曲だが、これもあまり知らない人がいるのでは?

という感じで、大盛り上がりの本編。
ちょっと?なアンコールで終わったジャーニーだが、大満足。
数十年ぶりの同窓会に来たように、顔見知りの安心感だった。
これはこれで、失望しないというのもすごいんだけれどね。
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# by mahaera | 2017-02-08 12:06 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

子供に教えている世界史・番外編  「三権分立の再学習」

ここ数日、トランプ政権が出した、特定の国の人間の
入国差し止めの大統領令に対し、連邦裁判所が違憲とした
判決がニュースになっているが、これは日本に住む私たちが
日ごろ気にしていない「三権分立」が果たされている
事例として、子供にはいい勉強になると思う。


「三権分立」は私たちが小学校高学年で習う、
社会の基本中の基本だが、大人でもあまり理解していない
人が多いことは、ヤフコメをみてもよくわかる。

「大統領令にさからうなんて三権分立ができていない」と書き込む人が少ないからだ。

そもそも人の歴史において「三権分立」を憲法に最初に
定めたのはアメリカ合衆国であり、紆余曲折があっても、
それは未だに守られている。
おさらいすると、三権とは、司法、行政、立法であり、
司法は裁判所、行政は内閣(アメリカではホワイトハウス)、
立法は議会だ。

アメリカは独立時、これらに別々の力を与えることで、
中央政府の力を弱くした。
つまり王や独裁者が出現する芽を積むためだ。

アメリカでトランプ政権が生まれたとき、閣僚の人事で
議員がいないことに疑問を持った人はいないだろうか。

アメリカはこの三権が本当に分立しているので、
閣僚には議員が入れない。
大統領も議員でないから、議会で投票できない。
ここが日本と異なるところで、日本の閣僚はほぼ議員だから、
内閣で決めた政策に投票もできる。

これは日本の議会政治がイギリスを模範としたためで、
イギリスは選挙で第1党となった党が内閣を作るという、
責任内閣制をとっている。
したがって大統領はおらずトップは首相で、
国民は首相を直接選ぶことはできない。
日本も同じだ。

アメリカはそうではないから、第1党ではない政党の
大統領が生まれることがある。
そうなると大統領が出した法令を、議会が承認しないことがある
古くは大統領のウィルソンが提唱した国際連盟に、
アメリカが加入しなかったのも議会で否決されたからだ。

次に、大統領が出した政令を、
裁判所が「違憲」とする場合がある

これも世界史では、大恐慌の際にローズベルトの出した法案を裁判所が違憲としたケースが出てくる。
たとえば「全国産業復興法」は、作り過ぎを正すため企業に生産調整を依頼したり、失業者が多いのでひとりあたりの労働時間を減らしてその分雇用を増やすなどの政策だった。
これは国民の多数が賛成したが、裁判所は違憲判決を出した。

このように、裁判所は単に時流に合わせて
憲法を拡大解釈はしない。
頭が堅いところはあるのだが、時流に合わせすぎて憲法をコロコロと拡大解釈するのも、政府のいいなりになってしまう。
実際、アメリカでは日本以上に裁判所の力が強い。
政府が裁判所に圧力をかけると、司法権の侵害として逆効果になることもあるのだ。
それはまた、三権分立がうまくなされているということだ。

正直、民主主義や議会制度は面倒臭いところがある
僕のFB友達でも日本のトランプ支持者たちもおり、
彼らはもっと世の中を単純にして、
一刀両断的な政治を求めている。
次から次へと大統領令を出して、政策を実行しようとする行動力を評価しているのだ。
しかし、民主主義や議会制度は面倒くさいからこそ、
国民の感情にすぐに振り回されないようになっている。
極端に走る前にブレーキがかかる。
これはこれで、ファシズムや専制政治を止められなかった先人の知恵が盛り込まれているのだ。

あとは映画のように、世の中にはわかりやすい悪などいない
アメリカ人の半分は誰が悪者かわかりやすくしてくれるために
トランプを選んだのだろうが、そんなに世の中は簡単じゃない
そして多数決は民主主義のキモではない
もう一度、三権分立を歴史から再学習しよう。
なんのために分立しているの?と。
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# by mahaera | 2017-02-07 01:44 | 世界史 | Comments(0)

最新映画レビュー『破門 ふたりのヤクビョーガミ』 すごい作品じゃないが、気楽に見れるコメディ

破門 ふたりのヤクビョーガミ

2017年/日本

監督:小林聖太郎
出演:佐々木蔵之介、横山裕、橋爪功、國村隼、北川景子
配給:松竹
公開:2017年1月28日より全国で公開中


僕は解説を読むまで知らなかったが、
原作は大阪を舞台にした「大阪府警シリーズ」や「疫病神シリーズ」の
小説家・黒川博行の直木賞受賞作『破門』
調べてみると、小説の疫病神シリーズは
ヤクザの桑原と建設コンサルタント(実はヤクザとカタギの調整役)の二宮のコンビによるドタバタ劇で、1997年から始まり、この最新作の『破門』まで5作発表されている。
そして、さらに調べるとこの原作の『破門』は、
BSで北村一輝と濱田岳のコンビでドラマ化されているという。
僕の知らない世界が、そこにあった(笑) 
こんどそっちも見てみよう。

さてこの映画化だが、たぶん小説がそうなのだろうが、
ふたりのはみ出し者が全編関西弁で繰り広げる
ボケとツッコミが、最大の見せ場になっている。
ストーリーはそれを引き立たせるためにあり、
コメディなのであまりリアル志向にしてもしょうがない。
とりあえず事件があり、ふたりはそれに巻き込まれ、
そして解決するというバディムービーだ。
「表面では反発しあっていても、実は心の奥底ではお互いを認めて一目置いている」というやつですね。

“事件”は“経営コンサルタント”の二宮(横山裕)に、
映画製作の出資の話が舞い込むところから始まる。
そこに腐れ縁で、二蝶会のヤクザの桑原(佐々木蔵之介)が
絡んでくる。
ふたりは映画プロデューサーの小清水(橋爪功)のもとに行き、
桑原、そして二宮も恩がある若頭の嶋田(國村隼)も映画に出資。
しかし小清水は失踪し、二宮は桑原と消えた小清水の行方を探すことになる‥。

歌手としてのジャニーズ系はまったく興味がないが、
例外もあるが映画に出演するジャニーズ系の俳優は、
邦画独特のわざとらしい誇張しすぎの演技とは
ちょっと距離があって、自然に見れる人も多い。
この映画の主演のひとり、関ジャニ∞の横山裕も
本作で初めて知ったが(笑)、自然な“受け”の演技が、
他の俳優たちの“やり過ぎ”感をうまく中和していて、なかなかいい。
まあ、ひと騒動あって、落ち着く所に落ち着くというコメディで
特に深みはないが、ダメなところもとくにない。
昔はこんな日本映画たくさんあったなー、と感じた1本。
映画評になってないけれど、気楽に見れるほど面白くない映画もけっこうあるんだから(笑)。
★★★
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# by mahaera | 2017-02-04 21:16 | 映画のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー 『ホームレス ニューヨークと寝た男』 明るいだけのドキュメンタリーではありません

ホームレス ニューヨークと寝た男
Homme Less
2014年/オーストリア、アメリカ

監督:トーマス・ヴィルテンゾーン
出演:マーク・レイ
配給:ミモザフィルムズ
公開:2017年1月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開中


夢を追い続ける
ってどういうことだろう? 
子供のころに読んだ「アリとキリギリス」を思い出した。
子供のころは、「遊んでばかりいると惨めになるよ。
まじめに働けば幸せになるよ」
という話だと思っていた。
大人になってみれば、童話だけあっていろいろに解釈ができる。
芸術家のように自分の好きなことをしている人間は後で後悔する。
個をなくして社会の歯車になれば、幸せな老後が待っているという、全体主義のプロパガンダにも読める。
ナチスとかスターリンとか。

最初に予告編をみれば、このドキュメンタリーの
アウトラインはわかるだろう。
カメラが追うマークは、デザイナーズスーツを着こなす
ロマンスグレーのナイスミドル(53歳)。
元モデルだけあってカッコいい。
職業はフリーランスのファッション写真家。
街で見かけたモデルの写真を撮り、雑誌に売り込んでいる。
役者としても登録していて、たまに映画のチョイ役に出演。
しかし彼に家はない。
数年前からビルの屋上で、寝袋にくるまって生活しているのだ。
荷物はスポーツジムのロッカー4つ分。
ジムでシャワーを浴び、洗濯。
夜はカフェをハシゴし、パソコン仕事だ。

見た目はリッチそうで、人生の勝ち組にしか見えないマーク。
誰も彼がホームレスだとは思わないだろう。
私たちがイメージする“ホームレス”と違い、彼の1日は忙しい。
朝は公園のトイレで、パリッとスーツに着替えて身支度し、
街中やファッションショー、ビーチなどに撮影に行く。
夜は深夜まで、カフェで写真のチェックに余念がない。
ビルの屋上に戻って寝るのは、夜の2時だ。
その日課は忙しいフリーランサーと大して変わらない。
家がないことを除けば。

映画の前半は、そんな彼の日々をカメラが追う。
ちなみに監督・撮影はマークの過去のモデル友達だ。
予告編にあるように、忙しそうに行動しているマークを見て、
「これは“持たない”を選択した、ちょっとカッコイイ生き方?」
と納得しかけた頃に、マークの本音が出てくる。
彼だって、こんな生活がいいなんて思ってはいないのだ。
彼だって部屋があり、彼女がいる生活を望んでいる。
しかし、現在のファッションフォトグラファーだけでは、
とうていニューヨークのアパルトマンに部屋を借りるほど
の収入があるわけではない。
かといって、自分が親しんだファッション業界から
離れる決意もつかない。

僕は、これは
「ニューヨークという金のかかる美女に惚れてしまい、
その生活を続けるために無理している男」

の話のようにも見えてしまった。
少数の者にしか振り向いてくれない、高みにいる女。
それがニューヨークだ。
そして、先の「アリとキリギリス」の話も。
僕もマークとほぼ同じ歳だ。
だから人生も半分を過ぎると、果たせなかった“自分の夢”に対する折り合いをつけなくてはならないことはよくわかっている。
夏は終わり、秋もそろそろ終盤。
この先には人生の冬が待っている。
アリさんのように蓄えがあるわけではない。
キリギリスを選んだ人生を後悔してるわけではない。
もう一度人生があっても、アリではなくキリギリスを選ぶだろう
たぶんキリギリスとして生きている人は、みなそうじゃないか。
ただし、成功したキリギリスになれなかったことが残念だけで。

マークはまだ夢を追っている。
そして「どうしたらいい」という彼の迷いは、
キリギリスの道を選んだ人たちの悩みでもあるのだ。
だから、このドキュメンタリーを見ても、アリを選んだ人たちとキリギリスを選んだ人たちでは、感じ方は全く違うだろうな。
★★★☆

この記事は、旅行人のWEB「旅行人シネマ倶楽部」に寄稿したものを転載しました。
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# by mahaera | 2017-02-02 11:26 | 映画のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー 『ドクター・ストレンジ』 安定したクオリティ。ただそれを保つのは裏で努力があるはず

ドクター・ストレンジ
Doctor Strange
2016年/アメリカ

監督:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・マクアダムズ、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開:2017年1月27日より全国で公開中


いつもながらマーベルのアメコミヒーローものはすごいと思う。
昨年公開されたDCコミックスのヒーローものが
ことごとく失敗しているのに対し、
マーベルは観客が何を求めているのかがしっかりわかっている。
そして監督がベテランだろうが、無名だろうが、
クオリティは常に一定。
これは、マーベル・シネマティック・ユニバース(マーベル製作の映画シリーズ)のプロデューサーであり、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギ(43歳)の力が大だ。
ファイギは、マーベルコミックの百科事典並の知識があるオタクであり、その能力を買われて大学時代にインターンとして
映画『Xメン』に参加。
さらにまたそこでの能力が買われて、マーベルコミックの映画化の製作に加わり、今では社長にまで就任したわけだ。
つまり映画を金儲けのビジネスとしてしか考えないプロデューサーではなく、生粋のファンだから、何本作ろうがマーベル映画の基本軸はブレないのだ。

さて、この『ドクター・ストレンジ』も、
マーベル映画の好調を反映した快作に仕上がっている。
監督のスコット・デリクソン(39歳)は、
過去に『地球が静止する日』なんてダメ映画も作っているが、
『エミリー・ローズ』とか『フッテージ』なんてスリラーも作る、
ジャンル映画が大好きな監督。
今回は自らファイギに、「自分を監督に!」と売り込んだという。
主演はベネディクト・カンバーバッチ。誰も文句ないでしょ。
悪役にブレイク中のマッツ・ミケルセン(デンマーク出身)、師のエンシェント・ワンにティルダ・スウィントンと、実力派俳優を揃えて、きちんと映画内リアリティを作って、手抜きがないのは毎度ながらさすが。

ストーリーは予告編を見れば大体わかる(笑)
上から目線の天才外科医ストレンジが
交通事故で両手の機能を失い、失意のどん底に。
ストレンジは藁をも掴む思いで、カトマンズにある施設
カマー・タージへ行き、エンシェント・ワンの教えを受け、
厳しい修行の末、魔術師となる。
しかし闇の魔術を使うカエシリウスが、
世界を手中に収めようとしていた。

ま、話は単純で、それほど大きなひねりもない。
が、だからと言ってつまらないわけではない。
マーベル映画の面白さはストーリーではなく、
キャラクターだからだ。
つまり、この映画を見て、みながドクター・ストレンジを
好きになれば、成功なのだ。
ただし物足りないのはマッツ・ミケルセン演じる悪役が、
あまり魅力的じゃなかったこと。

ビジュアル的には大きな見せ場が2つあり、
それぞれ工夫を凝らしている。
ひとつは予告編でもバンバン出ている、多次元世界での中の戦い。
ビルが折りたたまれたり、大地がひっくり返ったりする映像
これを最初にやったのは『インセプション』だが、
あの映像をもっと見ていたかった人は、大喜びなのでは。
あとは、ラストの逆行する時間の中での対決
ヒーローと悪者以外は、巻き戻し画面のように動いていく世界。
これもアイデアはあっても映像化するのはなかなか大変なはずで、いや、新鮮だった。

ということで、エンタメ映画としては満足。
それで十分でしょ。
★★★
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# by mahaera | 2017-02-01 10:56 | 映画のはなし | Comments(0)

いよいよ本日! ◆さかぐちとおる×前原利行 トークイベント◆ 「メキシコ音楽とキューバ音楽」

◆さかぐちとおる×前原利行 トークイベント◆たびカフェKICHIJOJI Vol.5
「メキシコ音楽とキューバ音楽」

 吉祥寺の井の頭公園近くという場所で、その道の達人による海外を歩いた生の情報やエピソードが聞けるトークイベント「たびカフェ」。ご近所にお茶を飲みに来る感覚で来ていただき、気軽なトークに加わっていただければ幸いです。
 第5回目は「メキシコ音楽とキューバ音楽」。
 今回は、旅行ガイド誌を中心にラテン諸国を随時取材している、著述家・編集者のさかぐちとおる氏をメインスピーカーにお呼びします。先住民の文化とスペイン文化が融合した国メキシコ、黒人奴隷を労働力として導入した歴史からスペインとアフリカの文化が融合したキューバ。近隣国ながら文化背景の異なるこの2つの国を、音楽を通じて解説します。
 今回のたびカフェでは、一般の旅行者でも気軽に聴くことのできる両国の伝統音楽を店内に流しながら紹介していきます。ラテン音楽に興味がある人、メキシコやキューバを知りたい人、中南米諸国を旅したい人などなど。ぜひ、遊びに来て下さい!

●さかぐちとおる(著述家・編集者)

神奈川県出身。中央大学法学部卒業。NHKサービスセンターに4年間勤務し、1999年に退職後は中南米や南欧などを旅して、各地の音楽や舞踊などを求めて研究活動をする。2000年に著書『キューバ音楽紀行』(東京書籍)の出版をきっかけに本職として著述業を始める。『地球の歩き方』シリーズではスペイン、メキシコ、中米、ポルトガル。近著に『キューバ音楽を歩く旅』(彩流社、2016年11月発行)がある。
公式サイト:sakaguchitoru.com
公式ブログ:sakaguchitoru.sblo.jp

●前原利行(旅行ライター)
旅行会社勤務後、旅行ライターに転身。現在は『地球の歩き方』シリーズなどのガイドブックや、紀行文などのライティングや編集に関わっている。

■日時:1月28日(土)19:30~21:00(開場19:00)
■参加費:チャージ1000円+ドリンク代(600円)
■会場:クワランカ・カフェ(吉祥寺)
■申込:着席定員は25名です。※定員になり次第締め切らせていただきます。
お席を確保いたしますので、事前の予約をおすすめします(多数の場合は先着順になります)。e-mailまたはFBなどのメッセージでお申し込みください。その際、参加人数と連絡先を明記ください。
 申込先 前原利行 mahaera@hotmail.com まで
 

■問合せ先:クワランカ・カフェ(月、木曜定休)
      TEL 080-5658-3476  http://qwalunca.com/
      東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目8-11 弥生ビル3F 
■主催:クワランカ・カフェ/前原利行

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# by mahaera | 2017-01-27 14:21 | 仕事のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー『マグニフィシェント・セブン』   大量破壊のアクションだが中身は薄い、残念な結果

マグニフィシェント・セブン
The Magnificient Seven
2016年/アメリカ

監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、ピーター・サースガード
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2017年1月27日
劇場情報:全国にて


もちろんこの映画が、『荒野の七人』のリメイクであり、
『荒野の七人』が『七人の侍』のリメイクであることは、
誰もご存知だろう。
で、そばを食べに行ったらパスタが出てきたのが
前作『荒野の七人』なら、今回はパスタを食べに行ったら、
ハンバーグとポテトが出てきたような、
さらにアメリカンな仕上がりだ。
『荒野の七人』はキャラクターの変更はあったものの、
『七人の侍』の大まかなつくりはまだ残っていた。
しかし今回は、もうまったくの“別もの”。

困っている町民を7人のガンマンが助けに来るというところは
同じだが、悪者がメキシコの山賊ではない。
町のそばで鉱山を経営している権力者だ。
ガンマンを呼ぶのも農民もいるが、ほぼ町民という感じ。
ガンマンと村人たちの交流もほとんどなく、
いちおう銃を持たして射撃の練習をさせるが、
そのシーンはあまり力が入っていない。
じゃあ、何がメインかというと、激しい銃撃戦、
ドッカンドッカンと炸裂するダイナマイト
とにかく派手になっているが、これがまたやりすぎで長い
刑事アクションじゃないんだからさ、
西部劇は一瞬の勝負で決めてくれよ。
セルジオ・レオーネみたいにさ。

監督のアントワーン・フークアは、『イコライザー』とか
『リプレイスメント・キラー』『ザ・シューター』のように
手堅いアクション映画作家で、映画史には残らないけれど
クオリティは低くない作品作りに長けている>
昔でいう『荒野の七人』の監督ジョン・スタージェスのような職人タイプ。なので白羽の矢がたったのだろう。
しかし、今回のような、大勢のキャラを登場させる大作には
不向きなようだ。

各キャラが荒々しいガンマンばかりで、
差別化できていないのが弱い。
その割には六人があっさりデンゼルのもとに
まとまっていくのも、簡単すぎる。
子供好きのキャラとか、冗談ばかりいう和みキャラとかがいれば、もっと各キャラが引き立つのに。
そう思うと昨年の作品だが、
タランティーノの『ヘイトフル・エイト』は、それぞれが存在感あるキャラだったと思うし、『ローグワン』のほうが混成部隊のキャラがまだうまく出ていた
まあ、「具沢山だが味は大雑把で薄い料理」を食べた感じ。
ということで、期待大、残念な結果に。
★★
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# by mahaera | 2017-01-27 12:02 | 映画のはなし | Comments(0)