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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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チッタゴンからクミッラ、そしてスリモンゴルへ移動。長いバス移動。

ダッカとチッタゴンを結ぶ幹線上にある地方都市クミッラ。
チッタゴンからはバスで4時間の道のりだった。
最初は座席指定だが、途中からどんどん人を乗せるタイプだ。
油断していたが、途中4時間、まったく休憩なし。
いつもなら暑いのでトイレに行かないのだが、移動中雨が降り、
けっこう涼しくて、トイレに行きたくなり、そのことを告げると、
ガススタンドに止まってくれた。すると乗客が何人も立ち上がって
行ったので、みんなも行きたかったのかな。

さて、クミッラに着いたときも雨。
ようやく止んだかなと、リクシャーでホテルへ向かうが、
途中から激しい雨になり、ジーンズはほぼぐしょぬれ。
部屋はいまいちだったが、もう早く着替えたいので、チェックイン。
1000タカ(1000円)だが、エアコンはあるがお湯は出ない。朝食もない。
電子機器とかあるので、とりあえず部屋にものを広げて乾かす。

この町には、8世紀の有名な仏教遺跡の
モエナモティ遺跡がある。しかしこの雨ではと、行くのは翌日に。
しかしこの町、そこそこ大きいのに、ホテルの数が少ない。
ダッカから日帰りできる距離(片道3時間)だからだろうか。

翌日、町の道はぐちゃぐちゃだが、雨がやんだので遺跡を見学。
もう一泊するほどの町ではなかったので、
午後、次の目的地スリモンゴルへ向かう。
これも似たような、途中から客を拾うバスで、
僕のように何時間も乗る乗客は誰もおらず、
みな1~2時間で乗り降りしている。
しかし40分走っては20分客拾いという状況なので、
列車で4時間のところ、バスだと6時間もかかってしまった。
今回はトイレに入り、途中はなるべく水も飲まず、
なんとか乗りとおす。疲れた。。

スリモンゴルに着いたのは夜の8時過ぎ。
小雨も降っており、暗い中宿を探すのも嫌なので、
あまりよくないが以前泊まったHill Town Rest Houseへ。
ここも1000タカ(1000円)だが、エアコンはあるがお湯は出ない。
朝食もない。それに窓もない。牢獄のようなところだが仕方がない。
雨のせいか寒いので、お湯は交渉してバケツで持ってきてもらった。

バングラのどのホテルでも夜、ノックの音がして
スプレーを持った従業員がやってくる。
モスキート用なのだが、これをシュッシュッと部屋にしていく。
果たして効果があるのかといつも疑問だった。
この日、長いバスで疲れたのか少し頭痛がして、
風邪薬を飲んで寝た。
夜中にトイレに起きたとき、はだしの足が床の上の中を踏んだ。
ひっくり返ってバタバタしているゴキブリだった。
踏んで気持ち悪い、ということより、
あのスプレーが効いた、つまり人体にも良くないはず、
この頭痛もそのせいか、そっちのほうが気になった。
窓もない締め切りの部屋で、殺虫剤が充満している部屋なら、
頭が痛くなっても当たり前か。
by mahaera | 2012-07-14 15:52 | 海外でのはなし | Comments(0)
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