ボーパールの北40kmには世界遺産サーンチーがあるが、
南に50km弱行った所にも
世界遺産ビームベトカーがある。
意外に見どころがあるのだボーパール。
サーンチーはボーパールからバス1本で行けるが、
ビームベトカーはそうも行かない。幹線道路から数キロ離れた
丘上にあるからだ。
これは
約1万年前の新石器時代の人々が住んでいた、
大岩の岩陰に描かれた岩窟画なのだ。
英語では「Rock Shelter」というように、洞窟ではなく、
岩が張り出した岩の陰に、この時代の人々は暮らしていた。
多くは狩りの様子を綴ったものだが、
最後のほうのものは、馬に乗った人の姿も見られる。
またゾウに乗った人の姿もあり、すでにゾウの家畜化が進んで
いたのだろう。
このビームベトカーも前に行った事があるので、
今回はそれにプラスして近郊の
ボージプルにある
1000〜1050年頃に建てられたシヴァ寺院も
合わせて観光することにした。
片道50kmは離れているので、オートリクシャーじゃ遅いと思い、
タクシーをチャーターしていく。
この寺院、かなり大きいです。
中には
巨大なシヴァリンガがあるだけだが、
このシンプルさがいい。今のインドにはない感じだ。
久しぶりに、コブラ使いのおじいさんをここで見た(笑)
もう笛は吹いていなかったけど。
ちなみにタクシーチャーター料は、2カ所回ってRs1500〜2000程度。
日本円にすると、3000円くらいでした。km数でいえば100キロちょっと。