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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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映画レビュー『ムーンライト』 今年のアカデミー作品賞受賞作品。エンタメではないが、見るべき



年末に向けて、今年のベストテンに入りそうで見逃した作品、レンタルで借りて見ている。

アカデミー作品賞を取った『ムーンライト』。
こう言う繊細な作品は、できたら劇場で見たかった。
3人の俳優が、主人公の幼年期、少年期、青年期を演じる、3つのパートからなる、繊細な作品。
黒人でゲイというマイノリティの作品というより、人から理解されないが為に、自分を偽って生きていくが、でもやはり孤独は嫌だという、誰もが共感できる心情を描いた作品だと思う。

マッチョな薬の売人という、黒人のロールモデルに自分を置くことによって、世間に溶け込む主人公だが、かつての知り合いの前では、少年時代のような表情を見せる。
まるで心象風景のような、カラーリングされた映像。
最初のパートに登場する、主人公を気にかける薬の売人のマハラーシャ・アリの演技が素晴らしいと思っていたら、アカデミー助演男優賞をこの作品で取っていたのね。
子供に非難される目をされて、がっくりくるところは(泣)。
人は社会の中で、多かれ少なかれ、ロールモデルを演じている。
そして本当の自分との落差が広がりすぎた時、問いかける。
自分は何者だと。
本当の自分を受け入れてくれる人は、
この世の中に果たしているのかと。
そんな絶望感が心にしみるが、救いも用意している。
★★★★
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by mahaera | 2017-12-21 10:27 | 映画のはなし | Comments(1)
Commented by ぽぽぽ at 2017-12-22 18:01 x
毎日レンタルDVD三昧。
日本国民の三大義務知らないのね〜〜
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