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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』物語を語る力を信じる。ハイクオリティのアニメ



公開中だが、そろそろ終わりそうなので
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を観に行く。
知っている人は知っていると言うタイプの、ストップモーションアニメ。
製作は『コララインと魔女のボタン』(これも必見!)
のスタジオライカ。
監督はそのCEOのトラヴィス・ナイト。

舞台は、封建時代の日本。
月の帝の娘と武将のハンゾーの間に生まれたクボだが、
追手に追われて母とひっそり洞窟で暮らしている。
成長したクボは、三味線の名手となり、
彼が物語を語ると折り紙が様々な形に変わり、
人々の心を惹きつけるようになった。
しかしクボの所在は月の帝に知られ、クボの母親は命を落とす。
月の帝に立ち向かうためには三種の武具が必要で、
クボは、途中で知り合ったサルとクワガタとともに
それを見つける旅に出る。

日本が舞台の物語だが、上映館が少ない。
クオリティはディズニーやピクサーに引けを取らないのに残念。
よく練られた脚本とキャラクター設定は、少し前に観た
『最後のジェダイ』のずさんさと対照的。
1日1分も撮影できないほど手間がかかるのだから、
「無駄なシーンは撮れない」という意気込みが伝わってくる。
かし、ストップモーションアニメのクオリティは
上がりすぎていて、動きが滑らか。
そのうち、CGアニメとの違いが
わからなくなってくるんだろうなあ。

母を失った主人公が、旅をして仲間(サルとクワガタ)ができ、
武器のアイテムを見つけて、敵を倒すという枠組みは、
世界中の神話にある古典的な話。
ストーリーを追うのは難しなく、子供が楽しめるように作っているが、大人にならないとわからない暗喩も含まれている。
僕は見終わった時に、『ライフ・オブ・パイ』を思い出した。

物語の最初の方に、墓参りのシーンが出てくる。
人が思い出す限りは、死者は生きている。
物語が語られている間は、物語は生きている。
というセリフがある。そして物語には、
必ず始めと終わりがある。
だから人の心に響くのだと。
クボは物語ることによって、月の帝と戦う。
月の帝は、永遠の命があるが、
それは終わりがないということで、冷たい存在だ。
人は命に限りがあるから、豊かな感情を持てるのだ
というメッセージになっている。
そして、自分の命が尽きても、自分を思い出してくれたり、
物語を語り続ける人がいる限りは、その存在は生き続ける。

何かを作る人なら分かるだろう。物語や作品でもいい。
できあがった瞬間から、それは自分の手を離れ、
人の心の中でほんのちょびっとでも生き続ける。
100年前の映画、1000年前の小説もそうだ。
シャーリーズ・セロンら豪華吹き替えもいいし、
ラストの『ホワイル・マイ・ギター〜』が流れる瞬間は、

いい映画を見たと感じた。よくできた映画なんで、皆さんも是非。


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by mahaera | 2017-12-26 12:55 | 映画のはなし | Comments(2)
Commented by CFC at 2017-12-28 11:49 x
慰安婦問題をめぐる日韓合意に従い、日本政府は2016年8月、元慰安婦の女性らを支援する韓国側の「和解・癒やし財団」(同年7月に発足)に10億円を拠出し、国としての責務を果たした。日本政府からの10億円の資金から、財団を通し「被害者(元慰安婦)を癒やし、名誉を尊重する」(同財団)という名目で、現金が支給された。合意時に存命だった元慰安婦47人のうち、これまで約77%に当たる36人が金を受け取った。現在生存している32人中、24人が金を受け入れている。しかし、4分の3以上の元慰安婦に癒やしのための金が渡されているにもかかわらず、韓国ではその事実はあまり知られておらず、国民の間では認知されていない。
Commented by ざdつ at 2017-12-29 22:00 x
 国賓として中国を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が中国で冷遇されているとして韓国メディアが問題視し、それを韓国大統領府が打ち消しに躍起になっている。
韓国紙、中央日報(電子版)は15日、文大統領の3泊4日の訪中期間中、全10回の食事のうち中国指導部とともにするのは2食(習近平主席との晩餐会と陳敏爾・重慶市党書記との昼食会)のみで、残りは中国側の要人とは一緒ではないという「一人飯」論争が広がっていると報じた。同紙によると、これに対し、大統領府は15日、「冷遇論に同意できない」と否定。また別の大統領府関係者は中国現地で記者会見し、「われわれが日程を入れずに勉強のために空けてあっただけなのに『一人飯』という言葉がどうして出てくるのか」と反論したという。一方、韓国紙、朝鮮日報(同)は15日、社説でこの「一人飯」論争に触れ、「これでは国として最高の儀典が行われるはずの国賓接待とは到底考えられない」と中国を批判している。朝鮮日報(同)の15日のコラム欄「萬物相」では「儀典を武器にした外交」と題し、「外交の舞台では、意図的におろそかにした儀典が相手を圧迫する武器になることがある」と指摘し、「外交上の冷遇が続いているのは、韓国を飼い慣らそうとする手口とみられる。もちろん、これにどのように対応すべきかという点は、韓国の外交力と国の格の問題だ」と論じている。

 韓国紙、東亜日報(同)も15日、「『国賓』招待しておいてこのような冷遇と無礼を犯すのか」と題した社説で、「国際的な外交慣例を無視した中国の高圧的な態度をこれ以上見過ごしてはならない。中国は、なぜそれほどの大国を友好国と呼ぶ国家がほとんどいないのか考えなければならない」を非難している。
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