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「繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史」
(ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 2013年 マット・リドレー著
人類の将来は悲観することはないとする「合理的楽観主義者」の著者が、人類の繁栄の歴史を紐解く。
「ヒトが成功したのは、分業と交換により多くの時間を節約できるようになったから」という、あまり世界史では言及されないが当然とも言えることを詳しく述べている。交易や商業の発達が専門化を促し、より高度な技術が発達した。それが産業につながっていったと。
単行本では上下2冊、文庫本では624ページ1冊にまとめられている。
★★★
「人類5万年 文明の興亡(上): なぜ西洋が世界を支配しているのか」
(筑摩書房)2014年 イアン・モリス著
なぜ現在の世界は、西洋(本書の場合はオリエントから始まった文明圏)が経済的にも文化的な価値観においても世界を覆っているのか。
独自に発展した東洋(本書の場合は中国をコアとする文明圏)が、巻き返すチャンスはなかったのか。
それぞれの長い歴史を同等に見て、両地域は同様に同じ道筋をたどって発展してきたと述べている。
著者は古代地中海史が専攻らしいので、その辺りは詳しいが、いちいち同時期の西洋と東洋を比較しているのは、この本の主題がそこなので仕方がないのだが、読んでいるうちにやや鬱陶しくなる。
今回は、先史時代から古代パートを中心に読んだ。
★★
★★★★★=世界史を学ぶ定番、★★★★=なかなかの良書。専門外でも面白い、
★★★=面白いが、ある程度の世界史好きに、★★=悪くはないが、時間があれば、
★=面白くなかったし、特に読まなくてもいい
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