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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『ランペイジ 巨獣大乱闘』 開き直ったタイトルだが、それも納得(笑)


一つの仕事が終わったら、すぐ次の仕事がすぐにやってくる。
ここ数日、仕事以外はお酒を飲みに行くのがやっとという
椅子に座りっぱなしの体に悪い日々。
ニュースを見ても、毎日誰かが改ざんと言い訳をしている
こんな大人達を見ていたら、子供もずる賢い知恵だけ身につけ、
真面目にやるのが馬鹿らしくなる
思えば昔の子供(オレ)は、怪獣達が都市を
破壊するのを喜ぶぐらいの単純なものだった。
その血を受け継いだ息子は、保育園児のときに
「大きくなったら何になりたい」という先生の質問に
「ゴジラ!」と答えていた。バカだ。
しかしそんな息子も大きくなったら、
バカのくせに利口なふりをするようになり、
もう怪獣には見向きもしないだろう。
しかしそのまま大人になったオレは、
今も怪獣が街を破壊する映画でストレス発散している。
昨日のレイトショーに来ていたお客も
そんなオッさんたちか、場違いなカップルだけだった。

映画が始まってすぐに宇宙で実験失敗。
最初は宇宙なので違う映画かと思った。
地球にそのカプセルが落下し、ガスを吸ったゴリラ、オオカミ、ワニが凶暴&巨大化
暴れまくって街を破壊する。特にひねった脚本ではないが、
効率よくすいすいと話が進み、子供もダレることはない。
いらない大人の恋の話もないし、
主人公は子供も憧れのマッチョ男、ロック様だ。
怪獣相手に戦えるのは、今、彼しかいない(1980年代のシュワちゃんのようなもの)。

ロック様が動物相手に暴れるのに既視感があるのは、
4月に『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が公開されたばかりだからか。
4月には『パシフィックリム/アップライジング』怪獣が暴れ
5月にはこの本作が、8月には『ジュラシックワールド』の新作恐竜が暴れ、さらに毎月、ヒーローと巨大ロボが街で戦う
なんだか、自分の子供時代の番組が、アメリカでグレードアップして量産されているような気がするのは、気のせいだろうか。

そういえば巨大ワニが変形したらアンギラスそっくりだとか、
オオカミが変形して滑空したらバランみたいだとか、
本作も見ながら東宝の特撮魂を感じてしまった。
日本もこんな巨獣たちに、国会議事堂や国技館や
オリンピック競技場を破壊してほしいと妄想する大人も大人だが(笑)
 
子供でもわかる深みはない映画だが、そういう映画でいい!。
もっと暴れろ!
★★★

by mahaera | 2018-06-07 12:20 | 映画のはなし | Comments(0)
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