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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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子供に教える世界史[古代編]先史時代・番外編 人類の主食としては、イモとマメも重要!

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(写真)ジャガイモの原産地と言われるチチカカ湖。かつてはこのエリアの主食はイモだったが、今ではレストランや食堂では、主食は米がメイン。
イモはスープにして安食堂で出されているが、正直、日本のジャガイモに慣れていると固く感じるし、そんなにおいしくない。
今でもそうなら5000年前のイモは、かなり加熱が必要だったろう。

今回はイネ科の穀類以外に主食となるイモ、マメについて簡単にまとめてみた。
これらもすべて古代文明成立以前に、栽培化がされている。
とりあえず食い物の心配が解消されなければ、
世界史も始まらないということなのだろうなあ。

■イモ文化

穀類に次いで、人類の主食なのがイモ類だ。ただし、穀類の栽培が伝わると、主食がイモから穀類に移行してしまった地域(東南アジアなど)もある。古代文明にまで発達した地域では、アンデス文明が最後までイモを主食する文化だった。
( )内は最初の栽培予想年代

●タロイモ(前9000年)
…日本ではその一種のサトイモが知られている。人類が最初に栽培化したイモの一つ。
最初の栽培で確認されているのは、前9000年頃のニューギニア。

前7000年頃にはその栽培が東南アジアやインドに伝わる。

主に熱帯アジアやアフリカ、アセアニアで栽培。


●ヤムイモ(前9000年)
…熱帯アジアやアフリカで栽培化。現在では、アフリカの生産が主。


●キャッサバ(前5000年)
…茎を地中に挿すだけで、簡単に栽培できるので、熱帯各地で栽培さているが、食用には毒抜き処理が必要。原産地はブラジルで、そこから中米や北米に広まった。乾燥に強い。

16世紀にアフリカに伝わり、17〜18世紀に東南アジアへと伝わる。


●サツマイモ(前5000年)
…中南米が原産。スペイン人、またはポルトガル人により、16世紀にフィリピンなどの東南アジアに伝わり、そこから北アジアに広がる。

ニュージーランドでは10世紀に伝わっていたことから、それ以前に南米大陸とポリネシアの交流があったとされている。


●ジャガイモ(前3000年ごろ)
…アンデス高地、チチカカ湖周辺が原産。

初期のジャガイモは現在のものから比べると相当小さい。寒冷地でも育つ。


■マメ科の植物
他にも、初期の栽培で重要なのにマメ科の植物がある。
エンドウマメ、レンズマメは西アジア原産、ソラマメは北アフリカか西アジア原産、インゲンマメはメキシコ原産、大豆は中国原産だ。

現在は世界的に消費量が減っているが、20世紀中頃までは世界中で重要な作物だった。
大豆や落花生は脂質とたんぱく質が多く、穀類、イモ類など炭水化物中心では補えない栄養を摂取できた。



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by mahaera | 2018-07-02 10:25 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)
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