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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『オンリー・ザ・ブレイブ』実話がもとの山火事映画。オチを知らなくて驚いた!


先週、気分転換にレイトショーに行って観たのがこの映画。
「山火事」「実話」映画以上の前知識無し。
実話も基になった話も全く知らず。なので結構驚いた。
これはオチを知って映画を見るのと見ないほどの差がある。
なんで僕は素直に、シナリオのミスリードに引っかかってしまった。映画好きとしては、なんて幸せな事よ! 
しかしアメリカでは有名な事件で、みんな知っているので、
そんなボンクラはいないのだろうな。
ということで、これから観る予定の人は、以下は読まないこと。

映画はアリゾナにある山火事制圧チームを描いたもので、主人公は2人。
ひとりは1軍へのチーム昇格を目指す隊長のジョシュ・ブローリン
ここ数ヶ月でも、サノス、ケーブル役と出演作が相次いでいるが、今回はふつうの人間で、しかもいい人。
もう一人が、そこのチームに応募してくるヤク中のボンクラ青年マイルズ・テラー
『セッション』の主人公です。
このテラーくんが登場するなりダメダメ人間で、同情の余地無しって感じなのだが、遊んだだけの女性が妊娠し出産すると、急に父性愛に目覚め心を入れ替え、出直そうとチームに応募してくる。

今は更生したブローリン隊長だが、かつてはマイルズくん同様に薬の依存症だった。
隊長はそんなマイルズくんを拾い、一人前の男に鍛え上げていく。
むくんでいたマイルズくんの顔が、映画の後半にはみるみる精悍な顔つきに変化していくのは、さすが役者! 
その間に、ブローリン隊長と奥さんのジェニファー・コネリーとの関係も描かれていく。

山火事火災の消火シーンだが、初めて知ることばかり。
消火というとふつうは水をイメージするが、ここでは逆に火をつけて燃やしてしまう
山火事の場合、建物火災と違って広範囲に、しかも火力が強いので水ではもう消火できない。
隊員たちはスコップで溝を掘り、燃えそうな木を切り倒して、反対側に迎え火を放つ。
つまり「火には火を」と、燃えるものをなくして、そこで火を食い止めるのだ。
山火事の猛威も説明されるが、火事によって起きた風に乗り、どんどん先まで飛び火が広がっていくさまが怖い。
撮影には、実際に山を買って、火をつけて燃やしたそうだ。

で、僕にとっては衝撃のエンディングになってしまったのだが、その後も映画はキッチリと描いている。
隊員たちのほとんどが20代だったのも、胸を打つ。
ということで、「よくあるスポ根的な感動映画」とナメていた僕がバカでした。
EXILEの日本用感動テーマ曲もミスリード。
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の鑑賞後のような気分で帰宅。
ちなみに平日のレイトショーに来ていたのは、僕のような中年のおっさんひとりがほとんど
みな、家族のことを思って男泣きしていたはず。
★★★☆
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by mahaera | 2018-07-13 10:32 | 映画のはなし | Comments(0)
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