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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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2019.12.4 U2「ヨシュアトゥリー・ツアー」最高だったさいたまスーパーアリーナ!

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先日、2010〜2019年の10年間で最もライブで稼いだアーティスト番付が発表されたが、1位が1100億以上稼いだU2だった
1000億以上は、2位のストーンズと3位のエド・シーランしかいない
最も売れているからいいと言うわけではないが、それだけ彼らを見たい人がいるという証であり、期待を裏切らないからこそ、人々が行くのだろう。そしてそれは正しかった。

ステージは3部構成。最初の5曲はセンターステージで、初期のアルバムから「Sunday Bloody Sunday」を演奏しながらメンバーがひとりひとり登場。会場はいきなりMAXに! 

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「I Will Follow」「New Year’s Day」と続き、ジ・エッジは印象的なピアノのリフを弾く。

この曲が当時のポーランドの政治問題について最初に書かれたことを知ったのは、今年ポーランドに行って知ったこと。もちろん歌詞は普遍的なものだから今でも通じる。

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「Bad」「Pride (In the Name of Love)」とアルバム『The Unforgettable Fire』からの曲が続き、観客も自分も大盛り上がり。いや、リアルタイムではそれほど聞いてなかったけど、体に染み込んでいるのね。ここまで約30分。


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そのあと、メンバーはメインステージに戻り、第2部の『ヨシュア・トゥリー』全曲に。「Where the Streets Have No Name(約束の地)」のイントロが流れると、鳥肌が立つ。観客も次から始まる名曲の数々を待ち構え、歓声が。この曲、昔、ニュースステーションのオープニングだったっけ。そして巨大スクリーンに荒野のハイウェイの映像が映り、演奏が始まると、アリーナ内は興奮のピークに。まるで映画のようだ。演奏はアルバムの曲順だから、「I Still Haven’t Found What I’m Looking For(終わりなき旅)」「With or Without You」と代表曲が連打。自分的にはここまでで、「もはや完璧」と思える状態で、興奮が続く。ただし、この2曲はわりとサラリと演奏。だって、まだまだコンサートの前半なのだ。

「Bullet the Blue Sky」は前からZEPの「胸いっぱいの愛を」に似ていると思っていたが、ギターをSGに代えて、あえてギターの音を団子ぽく、ハードに。
「Running to Stand Still」ではエッジはピアノに。ここでLP時代のA面が終わり、B面にあたる「Red Hill Mining Town」に。「In God’s Country(神の国)」「Trip Through Your Wires」「One Tree Hill」「Exit」「Mothers of the Disappeared」と続く。
この2部のアンコール的な形で、メンバーは再びセンターステージに戻り、アルパム『Ruttle and Ham』からの「Angel of Harlem」を。当時、好きな曲だったなあ。

そして一度メンバーがステージから下がり、ここからアンコールとでもいうべき第3部。『ヨシュア・トゥリー』以降の曲で構成された8曲が続く。


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「Elevation」「Vertigo」「Even Better Than the Real Thing」「Every Breaking Wave」「Beautiful Day」と代表曲の数々。
「Ultra Violet (Light My Way)」では、スクリーンに世界で活躍してきた女性たちの姿が次々に映る。日本バージョンのためか、日本人がたくさん映ったのが印象的。わかったのはオノ・ヨーコ、草間彌生、紫式部、緒方貞子、伊藤詩織さんぐらいだが
その後、唯一新作アルバムから「Love is Bigger Than Anything in its Way」が、スクリーンに映し出された日本語のメッセージとともに。
最後の「One」では、目頭が熱くなった。

中盤の長いアメリカの旅を終えて、また現実の世界に戻り、Unityを訴えるU2。ショーは立ち位置まで綿密に構成されたもので、映画や舞台のように完成されたものだった。彼らの場合は、すべての歌詞が意味(意図)があるものなので、きちんとその内容が伝わるような演出なのだろう。

現在、世界最高峰のバンドのライブを生で見られる。こんなチャンスはないので、もしお時間がある方は、埼玉へ!


by mahaera | 2019-12-05 20:21 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)
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