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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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大林宣彦映画への想い

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大林監督が亡くなった。
前から余命宣告を受けていたから、突然ではない。
 
 大林映画を初めて見たのは「Houseハウス」か。高校生当時、映画部にいた僕の周りはこの映画を好きな人が多かったな。続いてブラックジャックが原作の『瞳の中の訪問者』や『金田一耕助の冒険』も観にいったっけ。

 同時代の映画ファンの多くもそうだったように、ガツんときたのは、原田知世の『時をかける少女』だ。
今だとわかりにくいだろうが、画期的なアイドル映画だった。DVDなどない時代なのでサントラレコードも買ったっけ。あれで尾道を知ったかもしれない。
 そして『転校生』も忘れられない。

その後、しばらく大林映画はポツリポツリと見る程度で遠ざかっていたが(それでも5-6本は見ていた)、久しぶりに観た2012年の『この空の花- 長岡花火物語』には驚かされた。しつこいほどの“反戦”に、子供時代を戦争に奪われた監督の想いを強く感じ、またその演出も素晴らしかった。

 先月、広島に行った時に、初めて尾道に行った。当然ながら、『転校生』の階段も。映画でしか知らなかったけど、こんな町だったんだ、尾道。でも映画と同じだったよ
by mahaera | 2020-04-15 10:21 | 映画のはなし | Comments(0)
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