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そんな彼の新作もNetflixオリジナル。
監督は『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』『マイル22』とここ3作でウォールバーグと組んでいるピーター・バーグ。この人は作品に出来不出来があり、『バトルシップ』みたいな底抜けSFも作るが『キングダム/見えざる敵』のような緊張感ある作品も。
完全なるフィクションより、実話を基にしたもののほうが映えるようだ。『パトリオット・デイ』とか良かったしね。
さて、本作はアメリカの人気小説家のパーカーが生み出したキャラクターの私立探偵スペンサーシリーズの映画化。元ボストン市警の警官のスペンサーは、汚職署長に暴力を振るった罪で、5年の服役。出所するも、その日に署長は殺されてしまう。スペンサーは同居人のホークと、署長を殺して自殺したとみなされている警官の無実を晴らすために、調査を始める。
しかし映画に出てくるボストン市警は、汚職ばかりだな。
最初からシリーズ化を目論んでいるというのがありありだからか、どうも作りがゆるい。そして登場するキャラもぬるい。
バーグ監督らしい緊張感はゼロ。アクションコメディを目指しているのだろうが、肉弾戦や銃撃戦とゆるいコメディのほどほど感が、どうもTVを見ているようで、映画の感じがしない。もう「午後のロードショー」と同レベルの緊張感しかないのだ。
主人公スペンサーと相棒となるホークの演技は悪くはないが、キャラ設定が浅く、ホークに至っては、映画が終わるまでどんな役どころなのか曖昧なまま。物語の進行に都合のいい役以上の必要性がないのだ。
脚本に『ミスティック・リバー』などの名脚本家のブライアン・ヘルゲランドが関わっているのにねえ。
海外の評価も概ね「凡庸」とされているが、その通り。まあ、何となくテレビをつけたら見てしまったレベル。続編、作るのかなあ。と、鑑賞後に疑問が生じた。★★
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