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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

2019年 03月 09日 ( 1 )

最新映画レビュー『アクアマン』単純明快すぎて面白い。でもこの方向は正しい


不入りと不評が続くDCユニバースだったが、『ワンダーウーマン』のヒットから“明快な力技のアクション”に切り替え、興行成績を取り戻した。
この『アクアマン』の事前の期待値は低かったが、蓋を開けてみれば世界中で大ヒット
観る前からある程度、バカ映画だとは予想がついたが、どちらかといえば「祭りだ祭りだ!細かいこと気にしちゃいけねえよ」的な映画だ。
監督は『ソウ』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン
テイストは彼の『ワイルドスピードSKY MISSION』に近い。
「それ死んでるでしょ」の無駄なアクションの連続だ。

時系列で言えば話は『ジャスティスリーグ』の後
海の帝国アトランティスの女王と灯台守の間に生まれたアーサーは、海を高速で泳ぎ、海の生物と交流できる超人的な能力を持っていた。
彼は母を殺した海の王国には関わらないようにしていたが、アーサーの義弟オームが地上を侵略しようとし、否応なしに彼と戦うことになる。。。。
まあ、単純に言うと主人公が悪の王を倒し正当な王になるまでの話だ。
彼は最初から強く、なぜかみな彼の味方をし、真の王しか手にすることができない武器を手にすることができる。
アクアマンの名前がアーサーだし、これは“アーサー王伝説”を下敷きにしていることは明瞭だ。

とにかく主人公には計画性というものがない。
すべて正面から当たって砕けろで、9歳児でもその活躍ぶりは理解出来る。
一方の悪役も、とくに強力なひねりがなく、これもある意味バカ
そう、この映画のたいていのキャラが裏表がない。
なので最初は「こいつ裏切るのでは」「裏に真意があるのでは」と大人見していたが、それは考えすぎだった。
せいぜい隣国の王ネレウス(ドルフ・ラングレン)の真意が別にあると明かされるぐらい。
だが、その単純性は、ある意味、物語がすっきりと整理されているともいえ、この映画の世界の中では調和がとれて、気持ち良いのだ。

映画の一番の見所は、さまざまな海底世界を見せてくれるところか。
これはテーマパークのライドに近い。
席に座っていると、目の前に次から次へといろいろな世界が現れ、飽きない前に消えていく。
アクアマンのキャラも、バカに近い単純さというのも、英雄譚としては合っている。
マーベルで言えばソーだ。
ということで、何も人生に教訓は残さないが、見ている間は結構楽しめる作品。
簡単に言うけれど、そういう映画作るのも難しいのだよ。
★★★☆

by mahaera | 2019-03-09 11:05 | 映画のはなし | Comments(0)