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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

2019年 05月 11日 ( 1 )

最新映画レビュー『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』公開中


ホラー映画は進んでは見ないが、たまに仕事で「見てください」とくる時がある。ということで何の予備知識もなく、この映画を見に行った。アメリカでは大ヒットしている「死霊館」シリーズとのことだが、本作も、初登場1位とアメリカではヒットしている。

スペイン語のタイトルから推測されるように、「ラ・ヨローナ」とは、ラテンアメリカに伝わる民間伝承のお化け。子供を水死させた母親が悪霊となって、子供を水に引き込んで殺すという。現地では親が子供を叱る時、「ラ・ヨローナが来るよ!」と言って脅かすとのこと。

その幽霊話を1970年代のアメリカを舞台にしたホラーが本作だ。主人公はソーシャルワーカーのシングルマザー。彼女のいる相談所で、子供の虐待を疑われたメキシコ系移民の女性がいた。主人公がその家に行くと、監禁されているとしか思えない子供たちが。子供たちは施設に入れられるが、その夜、子供たちは水のほとんど無い川で溺死してしまう。子供たちは、母親によって悪霊から守るため隠されていたのだった。そして悪霊ラ・ヨローナが次に狙ったのは、主人公の子供たちだった。。。

定番の怪奇話の映画化といった感じで、目新しさは特に無い。オーソドックスともいえよう。なので事前に思っていたほど怖くはなかった。幽霊といえども設定による縛りがあるので、いつでも自由に人を襲う訳では無い。水のあるところから出てきて、子供を殺すにも溺死以外の方法は取らない。とルールがあり、人はそれを逆手に取って戦うのだが、必ずどこかでルールが破られてしまい、それがサスペンスになる。

ホラー映画につきものの後味の悪さや人間の不気味さはここにはない。人間のキャラも類型的で、全体にテレビドラマ程度の薄味なのだ。もっと業のようなものを見せて欲しかったが、この適度なエンタメホラー感が、このシリーズの魅力なのだろうな。
★★

by mahaera | 2019-05-11 16:31 | 映画のはなし | Comments(0)