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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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カテゴリ:音楽CD、ライブ、映画紹介( 143 )

CDレビュー『モア・ブラッド、モア・トラックス(ブートレッグ・シリーズ第14集)』(6枚組)ボブ・ディラン

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「しつこい!」と言われるほどのディラン好きである。

なので、ほぼ毎年年末に出るディランの過去音源集は自分へのクリスマスプレゼントで買っている。

今回は1975年に発売された名盤『血の轍(Blood on the Tracks)』のレコーディングセッション集

ニューヨークのスタジオの4日間、ミネアポリスの2日間の、現存する音源をほぼ収めた6枚組。
これは当初、ほとんど弾き語りとベースで9月に録音された音源で発売されるはずで、テスト盤まで作られた。

しかし、しばらく寝かしていた間にディランの気が変わり、12月に故郷のミネアポリスで地元ミュージシャンを使ってバンド編成で再録音。

10曲中、5曲が差し替えられた。翌年1月に発売されたアルバムは、全米1位を記録した。


発売されたオリジナルアルバムに関しては、70年代ディランの最高傑作とも言われ、いまもその中から「ブルーにこんがらがって」「運命のひとひねり」「彼女に会ったら、よろしくと」などはコンサートの定番曲だ。

僕は最初はピンとこなかったが、スルメのように聴けば聴くほど味わいのあるアルバムで、永遠に聴いていられるかもしれない。

とくに楽曲のクオリティは高すぎる。

この音源集は全部で87テイクあるが、完奏していないものもあり、ミネアポリス録音はマスターテープしか残っていなかったのでその5曲のリミックスしかない(正式音源と同じ演奏)。

このセッションでの録音は、基本10曲プラス未発表2曲なので、同じ曲の繰り返しだ。しかし、これがいつまで聴いていても飽きない。


6枚中最初の5枚はほとんど弾き語りにベースかオルガンしか入っていないが、ディランの声は過去最高の“いい声”で、表現力も抜群。

どのテイクも集中力を欠かさず、丁寧に歌っている。

それとアコースティックギターの響きだが、ニューヨーク録音はほぼすべてオープンDチューニングのCapo2でいい味を出している。

独特のサウンドだ。だからキーはほとんどEだったが、再録音でバンド編成にした時、5曲中4曲がキー変更。EからD、G2曲、 Aに。

さらにディランには珍しいが、自分でギターやオルガンをオーバーダブもしている。


とにかく、録音が進むにしたがって曲が形作られ、そして歌い方の変化の様子がわかる。

同じ曲だが、テイクによっては「別離の哀しみ」「相手への強い非難」など、ニュアンスが変わるのだ。

ということで表現力抜群。

曲はほぼ、奥さんとのすれ違い、非難、哀しみ、別離、あきらめを歌ったオンパレードなんだけど、プライベート臭を消してスタンダードにしているのはすごい。

ということで、ほぼ一ヶ月、毎日聴いています。


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by mahaera | 2018-12-14 13:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

2018年11月8日 斉藤和義presents西日本豪雨復興チャリティコンサート ZEP DVER CITY

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斉藤和義presents西日本豪雨復興チャリティコンサート

11月8日、ZEP DVER CITYにて、
斉藤和義が発起人で、ノーギャラで出演してくれる友人たちを招いてのライブ。

あっという間にチケットが売り切れてしまったようで、2階席から1階を見ると、もうすし詰め状態。

でもまあ、収益金は寄付に回すので、いっぱい入ったほうがいいのかな。。
ノーギャラなんで、バンドメンバーは雇えない(その分は寄付に回す)ということで、基本的には出演者のソロライブ(2曲交代、1曲目がソロ、2曲目が斉藤と)と出演者によるバンド編成のライブ。

割と代表曲をやっていたようです(あまり知らない人もいるので)。以下、出演順に感想などを。

1. 斉藤和義 月光、ウサギとカメ
 挨拶とアコギによるソロ。メッセージ色ある2曲。歌詞がいい。

2. YO-KING(倉持陽一)Heyみんな元気かい、素晴らしきこの世界
 「素晴らしき」は斉藤も加わり2人で。声が圧倒的にいい。なんかここまで全て吉田拓郎にカバーしてほしいなと思う曲。なぜか。「Heyみんな元気かい」はKinkiが歌ってたのね。知らなかった。

3. 寺岡呼人 大人、紳士協定
 この人の曲だけ、なんか違うジャンルの人だと思いました。歌い方もあるけれど、いわゆる普通のJ-pop

4. 浜崎貴司 幸せであるように、オリオン通り

 「幸せであるように」弾き語りで聴かせてくれました。本当に歌心があってよかった。コード進行は、Just a two of usなのなのね、

5. 奥田民生 マシマロ、イージュライダー
 結構酔っ払っていたみたいで、話噛み合わなかったり、ものまねしてたりと、けっこうグダグタ(笑)。まあ、いつものことか。でもうまいから得。

6.カーリングシトーンズ
 トータス松本抜きだが、企画バンド「カーリングシトーンズ」の曲を2曲。寺岡ベース、ギター浜崎、YO-KING、奥田と斉藤は曲によってドラムとギターを交代して2曲。おっさんたちの遊び場。斉藤の曲は、KinksのCome Dancing風。


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7.藤原さくら 500マイル、君の友だち
 この人初めて見たが22歳なのね。斉藤のセクハラ発言のかわしが笑えた。2曲とも、洋楽の有名曲カバー。

8. Chara Swallowtail Butterfly〜あいのうた、レモンキャンディ
 珍しくCharaのピアノ弾き語りに斉藤がドラムでリズムをつける「Swallowtail」。二人とも緊張したといっていたが、確かに緊張しているのがわかった。この曲、すごくいい曲だな。「レモンキャンディ」は岡村靖幸がCharaに提供した曲ということで、ここで岡村靖幸登場。会場、大いに盛り上がる。Charaのステージ、余裕の中にもピリッとしていてよかった。

9. 岡村靖幸 家庭教師、即興ブルース
 岡村ひとりになり、リズムマシンに乗りアコギで自分のヒット曲。これがかっこうよかった。その後、斉藤と2人でアコギで即興の歌詞でブルース。これがまた様になっていて、良いステージ。

10.荻野目洋子 ダンシングヒーロー
 斉藤和義が最近ツアーの余興で、ダンシングヒーローを踊っているということで本人がサプライズ出演。カラオケだが、キレキレの踊りと歌唱で、昔のアイドルはさすがと感心。個人的にはここが一番の盛り上がりだったかも。後では斉藤、奥田、浜崎、YO-KINGが踊る

11. 出演者全員(岡村除く) 歩いて帰ろう
 まあ、岡村ちゃんはこういうのやらないでしょう。和気藹々と全員で。ドラムは奥田。

12. 斉藤和義 空に星が綺麗
 最後はアコギ一本でしめる。


1965年生まれ奥田、浜崎、岡村、1966年生まれ斉藤、967年生まれY0-KING、1968年生まれ寺岡呼人、Chara、荻野目洋子と、藤原さくら以外はほぼ同世代の50代前半。僕よりは少し下だけど、ノリ的にはよくわかる感じ(笑)。ボリュームたっぷりで楽しめました。


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by mahaera | 2018-11-09 12:51 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ポール・マッカートニー 2018年11月1日 東京ドーム公演に行った!

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開演時間を20分過ぎた18:50。舞台袖から、

奥様のナンシーさんがセキュリティーと客席向かう様子が見える。

そろそろライブスタートだ。

「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の効果音が終わりほぼ19:00に、「ア・ハード・デイズ・ナイト」で始まる。

前回行ったのは2015年のドーム。昨年の2017年は行かなかったが、それは自分が日本にいなかったからだ。


前回見たときは3時間近くあったが、今回は2時間半。

それでも長丁場だが。ポールはアンコール以外は休憩もせず、水も飲まず、いつものように歌って、演奏して、しゃべってくれた。

もう何回も行っているので、演奏曲目とかレアな曲が聴きたいところだが、初めてというお客も多いだろうから、みんなが知っている曲はいつも通り演奏。

裏メニューの日があるといいなと、思うのだが、それは無い物ねだりか。

声はあまり出ていなかったけど、歌い方やメロディ、キーを変えないでやりきろうとしている。

ディランとかだと、声がてでないとか、そもそも気にならないのだけど、ポールの場合はどうしてもシャウトを期待してしまうから。
「Maybe I’m Amazed」とかね。

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前日のドームとは、何曲かちがっていたみたいだが、「Yesterday」をせずに「I Saw Her Standing There」をやっていたのが、話題になっていた。

僕は「I Saw Her Standing There」が好きなんで、とくに気にならなかったが。

あとは、今回は3人のホーンセクションが入っていたのがうれしかった。

「ウイングス/ロックショウ」の再現みたいで。

なのでホーン入りの 「Letting Go」、「Let ‘Em In」、そしてアビーロード収録で、もともとホーンが入っていた「Something」や 「Golden Slumbers」のホーン入りライブも聴けてうれしかったな。

まあ、いろいろ言う人もいるだろうが、僕はポールのライブ行って失望したことはない。

毎年でいいから待ってるよ!


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東京ドームセトリ(10/31、11/1)
A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi(11/1はJunior’s Farm)
All My Loving(11/1はCan’t Buy Me Love)
Letting Go
Who Cares
Got To Get you Into My Life(11/1公演のみ)
Come On To Me
Let Me Roll It
I’ve Got A Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
Nineteen Hundred Eighty-Five
Maybe I’m Amazed
I’ve Just Seen A Face(11/1はWe Can Work It Out)
In Spite Of All The Danger
From Me To You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being For The Benefit Of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band On The Run
Back In The U.S.S.R.
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

アンコール

Yesterday(11/1はI Saw Her Standing There)
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End


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by mahaera | 2018-11-03 22:05 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

10月21日、Mamatos "Chase the Cloud" 発売記念ライブ at 渋谷nob



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明日、Mamatos、久しぶりにライブやります。2ndアルバム発売記念、といっても2ヶ月たってしまいましたが(笑)

■日時:10月21日(日曜)17:00開場、17:30開演
17:30 オレラーズ ナカジーマン(ds, vo)、向井くん(Gu, Vo)
18:15 アメフラヘヴィ おのゆみ(key,vo)、丹代利隆(ba,etc)
19:00 Mamatos カオリン(vo), 斉藤厚(Vo,Gu),JACK大西(Vo,Dr)、前原利行(Vo,Ba), ゲストKey おのゆみ
(終演20:00予定)
■会場:渋谷nob
      TEL 03-3464-9593 [URL]shibuya-nob.com/
      〒150-0044 東京都渋谷区円山町1−3 BF1
 渋谷東急本店向かって左の道に入り、
 松濤郵便局前の信号を左。ユーロスペース手前

■料金:チャージ1500円+1ドリンク(600円)または3ドリンク(1000円) フードもあります

ライブ終了後、出演者たちとお客様がたで、そのまま打ち上げします(20:00-22:00予定)。こちらフリードリンク(フード付き)で2000円です。こちらもいらしてください。

また、CD販売も現地でしますので、お声かけください!

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by mahaera | 2018-10-20 20:31 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

アルバムレビュー BOB DYLAN『THE 1966 LIVE RECORDINGS』全36枚ディスクを聴いたこの夏

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2016年11月に発売された、ボブ・ディランが1966年に行ったライブ音源集。
ライブで音源が残っているものをほぼ集めた、36枚組のBOXセットだ。
最近、ディランに限らず、ビートルズでもすべての音源を収録したBOXが出るが、これはヨーロッパでの著作権対策らしい。
つまり、50年経ってしまうと、著作権フリーになってしまうという事情があるようだ。
なので、1966年の音源は2016年に出さないとならないという向こうの事情があったようだが、おかげでマニアは今までのダイジェストではなく、「すべてを聴く」ということができるようになったのだ。

このBOXは、ディラン25歳の1966年のツアーの音源集だ。
4月13日のシドニー公演から、5月27日のロンドン公演までが1公演2枚ずつ(欠損した音源もあるので1枚の公演もある)31枚の公式録音で、残りの5枚が同年2月のアメリカ公演などの質の悪いオーディエンス録音で埋められている。
現存する1966年公演はこれですべて、ということだろう

アルバムとしては、「ライク・ア・ローリングストーン」を含む『追憶のハイウェイ61』が前年の1965年に、そしてツアー中に大傑作の『ブロンド・オン・ブロンド』が発売されているので、ライブの選曲はそのあたりの曲が中心だ。
ツアーメンバーは、途中で離脱したレヴォン・ヘルムを除くのちのザ・バンドのメンバー(ロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソン)にドラマーのミッキー・ジョーンズが加わったもの。
このドラマー交代は、このツアーでは吉と出て、ヘルムでは出せないストレートなロック感が出ていていい。

もっとも、このセットが楽しめるのは一部の人たちだけだろう。
だって、セットリストは毎日、ほぼ同じなのだから。
それも数日違いで並んでいくわけで、なかなか全部聴き通すのは辛いだろう。
かくいう僕も購入当時は、頭から聴き進んで行ったが、半分ぐらいで挫折してしまった。
しかしこの夏、仕事で缶詰の日々が毎日続いていたので、1日1公演ずつ流しながら仕事をするのを日課とし、ようやく聴き通すことができた。儀式のように、毎朝2枚、第一部の弾き語り、第2部のバンド演奏を約2時間弱聴く。

意外な発見は、ギター一本の弾き語りのほうが、同じ曲でも毎日ちょっとした変化があることだ。
She Belongs to Me、Forth Times Around、Visions of Johanna、It's All Over Now,Baby Blue、Desolation Row、Just Like a Woman、Mr. Tambourine Manの7曲で、当時新曲だった『ブロンド・オン・ブロンド』の曲が3曲含まれている。
毎回集中力がすごいと思う。

バンドの第2部も曲目は同じ。
アルバムには結局未収録となったTell Me, Mamaに始まり、I Don't Believe You、Baby, Let Me Follow You Down、Just Like Tom Thumb's Blues、Leopard-Skin Phill Box Hat、One Too Many Mornings、Ballad of Thin Man、Like a Rolling Stoneの8曲。
原曲のメロディはすでにないものも多く、そもそも原曲は弾き語りだったりするので、崩しすぎて観客の多くが何の曲やっているかわからない状態は、すでにここに始まっていた。
その演奏は、「まさにロック」としていいようのないもので、同年のビートルズの日本公演と比べると、不良度は雲泥の差。
このライブアルバムが当時発売されていたら、ロックの歴史も少しは変わったろうか。

ツアー中に発売された『ブロンド・オン・ブロンド』からは、『雨の日の女(2位)』『アイ・ウォント・ユー(20位)』がシングルヒット。
ツアーは1966年5月27日のロンドン公演で終わるが、そのころには一部のファンからのロックをを演奏することへの非難に、ディランは疲れ切っていた。
演奏中に、「フォークをやれ!」と罵声が飛ぶのだ。
また、ツアーの精神疲労からドラッグの量も多くなり、このころのツアー映像を見ると、目がかなり空になっている。
ちなみにビートルズは同年6月から世界ツアーで、6月29日に初来日している。

ディランは7月29日に、ウッドストック近郊でオートバイ事故を起こして入院。
以降、隠遁生活に入り、1974年までの8年間、ツアーは行わなかった。

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by mahaera | 2018-10-12 12:20 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ソニックマニア2018。レポートその5 電気グルーヴ テクノに負けた


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マイブラの轟音に疲れて、終わった後もしばらくプラチナラウンジで休む。
元気だったらフライングロータス、少し見ようと思ったが、そこに行ったら朝までもたないと思い、体を休める。イスがあって本当によかった(笑)プラチナありがとう。

3:55 電気グルーヴ登場。
実は彼らの音楽、ちゃんと聴いたことがない。
知っているのは歌謡ポップの「シャングリラ」ぐらいだ。
そもそも歌のないテクノは、まったく聴かない。

始まって10分ぐらいして、会場のプラチナスペースへ。
ピークを過ぎたからか、一時期に比べて人の空きが目立つ。
前の方にわりと行けるがステージ横なので、バックスクリーンの映像はあまり見えない。
単調なビートは、元気だと気持ちいのだろうが、4時を過ぎたこの時間、気を許すとぼーっとしてくる。ピエール瀧がお客を煽るときは、ふっと気をとりなおすが、立ったまま寝落ちしてしまいそうだ。
もう終わりかなと思ってからがまた15分ぐらいあり(スタートが少し押した)、終了したのは5:10ごろだった。テクノに負けました

終了後の海浜幕張駅は激混みだというので、ゆっくり会場を出ることにする。
まずはクロークへ行き、預けた荷物をピックアップ。
途中の通路とか、みなさん思い思いに倒れて寝ている。
そういえば電気の会場でも、ふつうに床でみんなバタバタ倒れていたなあ。

6時を過ぎていたが、駅へ向かう人はまだまだ。
外はけっこう涼しいが、道路の中央分離帯で寝込んでいる人もいた。
キケン。東京駅までの30分の立ち乗車がダメ押しで辛かった。
東京駅に着き、乗り換え通路を歩くと、逆方向に向かうディズニーランド客らしき人々が、まぶしい。
8時開園だから、7時にはもう向かっているのだろう。
こちら朝帰りで悪い大人である。

帰宅後、涼しい1日だったこともあり、倒れこむようにして寝る。
もちろん起きたら、貯まっている仕事が容赦しないが、充実感あるひと晩だった。
オールナイトイベントは、ペース配分が大事だなー。

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by mahaera | 2018-08-27 20:56 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ソニックマニア2018。レポートその4 マイ・ブラッディ・バレンタイン、轟音に負けた

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僕はリアルタイムでマイ・ブラッディ・バレンタインを聴いていない。

映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラをたまたま手に入れて、その中に入っている曲で知ったから、2000年代に入ってからになる。

2010年ごろようやく「ラヴレス」を聴いて、久しぶりにいい音楽に出会ったと思った。

ということで、今回のフェスの中では一番の自分の目玉である。


サンダーキャットを抜け出して、始まる前にプラチナエリアに入り、開演を待つ。
始まったのは10分ほど遅れた1:55ごろ。ギター&ボーカルのビリンダはスパンコールのドレスで登場。
ボーカル&ギターのケヴィン・シールズは老けたなあという感じ。
メンバーは他にドラムとベース。サボートのキーボードの女性。

轟音とともにI Only Saidが。
ただ、コードを鳴らすだけの単調な曲をイントロに(体感的には長く感じる)、2曲目は早くもヒット曲のWhen You Sleep。ライブを通じて棒立ちなメンバーの中で、リズムをとって動いているのはベースくらい。
とにかく、轟音。音の壁となってリズムもなくなっているディストーションギターの向こうに、ドラム、そしてかろうじてボーカルらしきものが聞こえるといった程度。
演奏が始まっちやうとボーカルが聞こえなくなる高校生バンド、というと雰囲気がわかるだろうか。こちらはワザとやっているのだが。

新曲を挟んで、代表曲が続くが、途中で轟音に負けて、ステージ前から後ろに退散。
ステージ上のメンバーに動きはないので、後ろのスクリーンに映るライトショー(こちらは凝っている)を見るためだが、休憩のつもりでプラチナラウンジまで下がってしまった。ちょっと疲れが出てきた。
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イスに座って正面のスクリーンを見ながらマイブラを見るが、ラウンジはステージの正面なので、そこにも轟音が鳴り響く。
Only Shallow、To Here Knows Whenという代表曲も、イスの魅力には勝てず、そこで楽しむことに。
轟音に負けた。。。
開き直って、ご飯を食べ、ビールを飲んでくつろぎながら鑑賞。
プラチナチケットにしてよかったぞ。ちなみに専用トレイもあるので並ばず。
(続く)
 ライブが終わったのは3時過ぎ。フェスも終盤に近づき、あちこちで倒れて寝込んでいる人々がいる。懐かしい光景だな。
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by mahaera | 2018-08-25 16:37 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ソニックマニア2018。レポートその4 サンダーキャットを初めて見る


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ナイン・インチ・ネイルズが終わり、次のマイブラまでの転換の間、レインボーステージのサンダーキャットを見に行く。

歩いても5分ほどと近いので、移動が楽。

しかも屋内なので空調も効いていて、うれしい。


途中、MARSHMELLOのDJで、盛り上がっているSONIC WAVE脇を通り過ぎる。

これはこれで楽しいのだろうが、それは次の機会に。


1:15、ちょうどサンダーキャットが始まる直前に到着。

プラチナエリアだが、一番前の端はDJブースが邪魔して、キーボードが見えない。

が。ベースのサンダーキャットとドラムはバッチリ。

現在、注目株ということで、客のエリアはパンパン。

ちなみに予習してこなかったので、どんな音楽かわからないで見た。

ELPのようなトリオ編成で、複雑かつ早弾きが繰り広げられるが、当然ながらプログレではない。

ジャズともいえない。ファルセットで歌う声はソウルだが、曲は踊れるわけではない。

どちらかといえば、落ち着いて席に座ってみたいなという感じの、集中力を要求される音楽だ。


6弦ベースから出る音は、ベースとギターの音。

オクターバーが常に使われている感じ。

15分ぐらい聴いていたが、1:45からのマイブラが最初から見たかったので、クリスタルマウンテンへと移動する。
(続く)


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by mahaera | 2018-08-21 17:33 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ソニックマニア2018/プラチナチケット レポートその3 ナイン・インチ・ネイルズ

プラチナラウンジでゆったり休憩
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ジョージ・クリントン終わるちょっと前に抜け出して、プラチナラウンジで休憩。
ドリンク引換所は長蛇の列だが、ここプラチナラウンジのほうは待たないで交換できる。
イスが置いてあり、そこで休憩できるのだが、正面がメインステージなので、音はふつうに聞こえるし、また専用モニターがあるので、ステージの両脇に写っている映像と同じものが見られる。
楽してみるなら、なかなかのところ。
ただし、席はすぐに埋まっちやうけれど。

24:30ごろ来たのだけれど、ちょうどナイン・インチ・ネイルズ真っ最中で、聴くことができてよかった。
実際に生で聴くのは初めてだが、きっちりと作り込んであり、以前にライブ映像で見ていた時より、“生”の比重が大きい。デビッド・ボウイのカバー『I'm afraid of Americans』を演っていた。

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最後、3曲ぐらいになってしまったけど、ラウンジからステージ前方へと移動し、生ライブを体験。
The Hand That Feeds〜Head Like a Hole〜Hurtを見る。
激しいがクールなノリだ。
そして、ドラマチックな作りは、映画的でもある。
たぶん、曲そのものはオーソドックなのだろうけど。
最後のHurtは、ジョニー・キャッシュのカバーも有名だろう。

うーん、クリントンも良かったけど、ナイン・インチ・ネイルズも

ちゃんと最初から見たかったなあ。
(続く)
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by mahaera | 2018-08-20 10:34 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ソニックマニア2018。レポート/プラチナチケット その2 ジョージ・クリントン&パーラメント・ファンカデリック

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ナイン・インチ・ネイルズと時間が同じなので迷ったのだが、引退を表明していて、おそらく今回が日本で見る最後のチャンス(サマソニにも出るけど)ということで、ジョージ・クリントン&パーラメント・ファンカデリックをチョイスする。


 今回のソニックマニアは、幕張メッセ内に主にバンド系のステージが2つ、DJステージが2つの4カ所。メインステージではない、もうひとつのバンド系ステージが、今回はLAのレーベル、ブレインフィーダー系のグループが出演するという趣向。

主催はフライング・ロータス(ジョン・コルトレーンが大叔父だという)で、今回、このステージに出るが、まずはこの人、ジョージ・クリントン。


今回は開演ギリギリに行ったので、プラチナチケットエリアで見る。

ここもそこそこいっぱいだが、まあ余裕はある感じ。

ステージにビッシリと並べられたマイクスタンド。

なかなかサウンドチェックが終わらない。

これは押すなと思ったが、23:45を過ぎて間もなく、ジョージ・クリントン&パーラメント・ファンカデリックのステージが始まった。

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一体何人いるんだろう。ギターだけで三人。

煽り担当も数人。管楽器も二人いる。

総勢15人程度のメンバーが出す音は、まさに音の洪水、音の壁。

その前のコーネリアスが音の隙間を生かしていたのに対し、こちらは圧倒的な物量で押し切る感じ。

客がちょっと落ち着くと、すぐさま煽り担当のメンバーが盛り上げる。

もう、なんだかわからないが、祭りに参加した気分(笑) 

とはいえ、単調にならないように、途中で女性ボーカルによるバラードを挟んだり、ちっちゃいサックス奏者の人が、くどいぐらい吹きまくったりと、変化をつけている。


前の方の客では、でっかい白人がたぶんXXXXXを吸っている。おいおい(笑) 

お客の大半は若い人たちで、同時間の別ステージのナイン・インチよりも10〜15歳は若かった。もう音楽の流行りは、3周ぐらい回っているのね。

洗練とは程遠い、人力ファンク。

だけど、汗を伴う労働が人を動かすというスタイル。ほっとする。

(続く



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by mahaera | 2018-08-19 15:27 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)