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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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2018年11月8日 斉藤和義presents西日本豪雨復興チャリティコンサート ZEP DVER CITY

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斉藤和義presents西日本豪雨復興チャリティコンサート

11月8日、ZEP DVER CITYにて、
斉藤和義が発起人で、ノーギャラで出演してくれる友人たちを招いてのライブ。

あっという間にチケットが売り切れてしまったようで、2階席から1階を見ると、もうすし詰め状態。

でもまあ、収益金は寄付に回すので、いっぱい入ったほうがいいのかな。。
ノーギャラなんで、バンドメンバーは雇えない(その分は寄付に回す)ということで、基本的には出演者のソロライブ(2曲交代、1曲目がソロ、2曲目が斉藤と)と出演者によるバンド編成のライブ。

割と代表曲をやっていたようです(あまり知らない人もいるので)。以下、出演順に感想などを。

1. 斉藤和義 月光、ウサギとカメ
 挨拶とアコギによるソロ。メッセージ色ある2曲。歌詞がいい。

2. YO-KING(倉持陽一)Heyみんな元気かい、素晴らしきこの世界
 「素晴らしき」は斉藤も加わり2人で。声が圧倒的にいい。なんかここまで全て吉田拓郎にカバーしてほしいなと思う曲。なぜか。「Heyみんな元気かい」はKinkiが歌ってたのね。知らなかった。

3. 寺岡呼人 大人、紳士協定
 この人の曲だけ、なんか違うジャンルの人だと思いました。歌い方もあるけれど、いわゆる普通のJ-pop

4. 浜崎貴司 幸せであるように、オリオン通り

 「幸せであるように」弾き語りで聴かせてくれました。本当に歌心があってよかった。コード進行は、Just a two of usなのなのね、

5. 奥田民生 マシマロ、イージュライダー
 結構酔っ払っていたみたいで、話噛み合わなかったり、ものまねしてたりと、けっこうグダグタ(笑)。まあ、いつものことか。でもうまいから得。

6.カーリングシトーンズ
 トータス松本抜きだが、企画バンド「カーリングシトーンズ」の曲を2曲。寺岡ベース、ギター浜崎、YO-KING、奥田と斉藤は曲によってドラムとギターを交代して2曲。おっさんたちの遊び場。斉藤の曲は、KinksのCome Dancing風。


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7.藤原さくら 500マイル、君の友だち
 この人初めて見たが22歳なのね。斉藤のセクハラ発言のかわしが笑えた。2曲とも、洋楽の有名曲カバー。

8. Chara Swallowtail Butterfly〜あいのうた、レモンキャンディ
 珍しくCharaのピアノ弾き語りに斉藤がドラムでリズムをつける「Swallowtail」。二人とも緊張したといっていたが、確かに緊張しているのがわかった。この曲、すごくいい曲だな。「レモンキャンディ」は岡村靖幸がCharaに提供した曲ということで、ここで岡村靖幸登場。会場、大いに盛り上がる。Charaのステージ、余裕の中にもピリッとしていてよかった。

9. 岡村靖幸 家庭教師、即興ブルース
 岡村ひとりになり、リズムマシンに乗りアコギで自分のヒット曲。これがかっこうよかった。その後、斉藤と2人でアコギで即興の歌詞でブルース。これがまた様になっていて、良いステージ。

10.荻野目洋子 ダンシングヒーロー
 斉藤和義が最近ツアーの余興で、ダンシングヒーローを踊っているということで本人がサプライズ出演。カラオケだが、キレキレの踊りと歌唱で、昔のアイドルはさすがと感心。個人的にはここが一番の盛り上がりだったかも。後では斉藤、奥田、浜崎、YO-KINGが踊る

11. 出演者全員(岡村除く) 歩いて帰ろう
 まあ、岡村ちゃんはこういうのやらないでしょう。和気藹々と全員で。ドラムは奥田。

12. 斉藤和義 空に星が綺麗
 最後はアコギ一本でしめる。


1965年生まれ奥田、浜崎、岡村、1966年生まれ斉藤、967年生まれY0-KING、1968年生まれ寺岡呼人、Chara、荻野目洋子と、藤原さくら以外はほぼ同世代の50代前半。僕よりは少し下だけど、ノリ的にはよくわかる感じ(笑)。ボリュームたっぷりで楽しめました。


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# by mahaera | 2018-11-09 12:51 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

子供に教える世界史[古代編]古代オリエント文明(前3500〜前2300年ごろ)2・エジプト古王国時代(その3)

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(写真)太陽神ラーとファラオ。ラーの頭はハヤブサで、頭上には太陽を表わす円盤を載せている(アブシンベンル神殿)

エジプトの統一

ナイル川沿いに40以上あった小国家であるノモスだが、
やがて上エジプトと下エジプトの2つの王国にまとまり、
前3100〜前2900年頃には上エジプトのナルメル王(別名メネス王)が下エジプトを征服しエジプトを統一する。
都は上下エジプトの境界線であるメンフィスに建設された。
メンフィスは現在のギザの20キロほど南にあり、今では遺跡が残っているだけだが、古王国時代を通じて首都となる。

古代エジプトの王朝区分だが、
このナルメル王の統一からアレクサンドロス大王による征服までを約30の王朝に分けている。
そのうち重要な時代を、古王国、中王国、新王国の3つの時代に分けているが、細かく言うとそれぞれに中間期があり、
前後に初期王朝時代や末期王朝時代がつくので、
全部で8つに区切られる。
が、試験にはそこまで細くは出ないし、マニアでなければそういうものがあったぐらい頭に入れておけばいいだろう。

「初期王朝時代」と呼ばれる第一王朝と第二王朝時代は、
教科書レベルだと取り上げられないが、
ここはエジプト王国の王権が確立された時期だと思えばいい。
王はハヤブサの神ホルス神の化身とされた。
この時期は、のちに伝わるエジプト神話が形成される時期でもあった。
歴史的にはわからないことが多いが、神話にそのヒントが残っているかもしれない。

エジプトの創生神話

万物を創生した太陽神アトム=ラーは、大気の神シューとその妻の湿気の女神テフネトを作り、その2人は大地の神ゲプと天空の女神のヌトを生んだ。
ゲプとヌトの間には4人の子供がおり、兄のオシリスと姉のイシス、弟のセトと妹のネフティスがそれぞれ結婚する。
オシリスはエジプトの王となり、善政を行って人々に慕われるが、それを妬んだ弟のセトに殺されてしまう。
ところが殺されたオシリスはイシスによって復活する。
セトはオシリスが生き返らないように、
今度は殺してバラバラにして各地に撒いてしまうが、
イシスは忍耐強くパーツを拾い集めて
またオシリスを復活させる。
いろいろあって最後にはオシリスの息子のホルスがセトを打ち負かして、この世の王となる。
この神々の争いはエンタメ映画『キング・オブ・エジプト』で描かれていた。
映画自体は酷評されたが、エジプト神話を散りばめた作品と見れば参考になる。(続く)


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# by mahaera | 2018-11-08 12:08 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

最新映画レビュー『ヴェノム』 ヴェノム、いい人じゃん! 期待は高かったが、物足りない出来となった


2018年/アメリカ

監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開:11月2日より全国公開中

アメリカで大ヒットし、日本でも初登場一位と、興行収入では大成功を収めた作品。

しかし評論家受けはうまり良くない。では実際はどうなのか。

ヴェノムは、アメコミではスパイダーマンシリーズの悪役で、トビー・マグワイア版の『スパイターマン3』にも登場している。

記者エディ・ブロックが宇宙からの生命体シンオ・ビートに寄生されてしまう。

彼はスパイダーマンを逆恨みしていて戦いをしかけるが、彼の中では自分が善、スパイダーマンが悪と信じている。


今回の「ヴェノム」は、スパイダーマンシリーズとは直接関係なく、単独で完結する作品。

宇宙から未知の生命体シンオビートを回収し、人体実験をしている財団があった。

そこに潜入した記者エディがシンオビートに寄生されてしまい、“ヴェノム”となる。

財団からの追っ手と戦い逃走するエディ。

ひとつの体に、2つの人格があるというキャラは、日本の「寄生獣」とほぼ同じだ。


予告編では「最強の悪」が強調されていたが、映画ではそんなに悪くない。

いや、ヴェノムいい人なんじゃないのという感じなのだ。

もちろん主人公として共感できるようにというキャラ変更はあるのだろうが、人間臭い。

それに年齢規定をクリアにするためだろうが、バイオレンス描写が生ぬるい。

血しぶきも不自然なくらい飛ばない。そのものを見せなくとも、血だまりぐらいは見せてもいいでしょう。残酷なキャラなら。

寄生されて驚くエディ。そしてエディとの会話シーンは、「寄生獣」のミギーとのユーモラスな会話そっくり。

つまり、ちょっと笑えるコミカルなシーンだ。

たぶん、トム・ハーディ演じるエディ自体のキャラが、わりとフツーな人なので、ヴェノムの“悪”感がないのだろう。

たとえば、ウルヴァリンの『ローガン』のようなハードボイルド的なキャラなら、もっと違っていたろう。

エディが普通に善悪の基準を持っている(正義感がある)というキャラなので、「ヴェノムいい人じゃん」と、生ぬるく感じるのだ。


最終的に彼が戦うものは何か。

映画では、一緒に回収されたシンオビートの「ライオット」との戦いになる。

ライオットは地球にさらに多くの仲間を連れて来ようとするが、ヴェノムはそれを阻止しようとする。

その理由は?

それはヴェノムがエディと一体となることによって、彼を理解し、シンオビートの地球侵略を阻止ようとするというのだが、何となく弱い。

全体としては「こんなのが見たかったんじゃないのに」と、消化不良。

掘り下げが足りないエンタメ作品。

成人指定でもいいから暴れて欲しかったなあ。

★★☆


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# by mahaera | 2018-11-07 11:34 | 映画のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー『華氏119』 中間選挙が迫る中、トランプは2期目の布石を置けるのか


マイケル・ムーア監督

11.2より公開中


日本でもアメリカの中間選挙のニュースが流れるこの頃、

ムーアがトランプ政権に挑むドキュメンタリーが公開された(アメリカでは公開済み)。

トランプ政権、もう任期の半分、2年も大統領務めているのね。

「就任当時は2年ももたない」と言われていたが、なんだかんだで頑張る。
政策は政治信条ではなく、支持者(一般人、財界、宗教界、ロシア)のバランスをうまくとるもので、それがどちらかに偏ることがないから、ロシアや北朝鮮と握手をし、ユダヤ教徒とキリスト教原理主義者の両方から献金を受け、イスラム教徒のサウジだって擁護する。


映画は、ヒラリーの勝利を誰もが確信していた2年前の大統領選から始まる。

最初、共和党の有力候補でさえなく、単なる賑やかしと思われていたトランプ。

しかし、共和党生え抜きの有力政治家たちを徹底的にこき下ろし、共和党を乗っ取ってしまった。

国民の多くは悪い冗談だろと思ったろう。

しかし、民主党もおかしかった。

党内で支持がさほど高くなかったヒラリーを候補に推したのだ。

これがそもそものまちがいだったとムーアは言う。

リベラルな民主党支持層が、金持ちの味方のヒラリーに嫌気がさす。

一方、金持ち支持の共和党に嫌気がさした共和党支持者たちもいて、彼らはトランプを支持した(トランプは金持ちだが)。


オバマの頃、民主党は議席の過半数を取れず政権を握ったので、富裕層や財界と妥協をしているうちに、保守に取り込まれてしまった。

つまり、ムーアによれば、民主党マインドを失ったヒラリーは、負けるべくしてトランプに負けたのだ。

それでも、投票数ではヒラリーの方が300万票もうわまっていた(一般投票で負けていたにもかかわらず勝利した大統領としては、20世紀ではジョージ・W・ブッシュに続く2人目)。

これがいつも民主党が負ける時に話題になる、「大統領選挙人制度」だ。

一票でも多かった州の票を総取りできるというシステムで、ゲームなら楽しいが、一票の格差は憲法違反級だが、毎回誰も正そうとしない。


今回、ストレートなトランプ批判なのかと思いきや、話は民主党批判、ミシガン州フリントの水質汚染問題、高校の銃乱射問題、草の根選挙運動などに飛ぶ。

もはや既成の政党はどこも同じで頼れない(共和党も民主党も大差ない)。

ならば、私たちが立ち上がらねば、ということなのだろう。

アメリカの民主主義を、アメリカ人たちはいま、自ら手放そうとしていると。

大統領選の一般投票率が50%台というから、投票率は日本の普通選挙と変わらない。

つまり、投票率50%で民主主義が成り立つのかという疑問も、そこにはある。

たとえば投票率50%で、そのうちの51%をとって選ばれても、全体の26%の支持しかないことになるからだ。


映画としてはやや散漫で、歯切れも悪いが、アメリカも日本も、

「政治家という人種はあまり変わらない」ということは再認識した。

日本で自民党が勝つのは野党がダメだからで、野党がダメなのは国民の不満を聞く気がないから。

そして国民も、自ら手にした権利を簡単に放棄していく。

何のために? いろいろなことを考えたくないために。

全体主義のほうが、居心地がいい人達のほうが、世の中多いからだろうな。そんなことを考えてしまう映画。

★★★


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# by mahaera | 2018-11-06 15:48 | 映画のはなし | Comments(0)

子供に教える世界史[古代編]古代オリエント文明(前3500〜前2300年ごろ)2・エジプト古王国時代(その2)

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(写真)上エジプトの最南端となる第一急湍があるアスワン。そこにあるオールドカタラクトホテル。


古代エジプト文明以前
エジプトの農耕は前6000年頃には始まり、
穀物栽培や家畜の飼育が行われていた。
それらは多分、西アジアから伝わったと言われているが、
サハラ東部から始まった農耕の影響も捨てきれない。
下エジプトでは麦の栽培が盛んになり、

ヒツジ、ヤギ、ブタ、ウシなどの家畜が飼われ始めた。
また、この頃にはまだサハラの乾燥化は進んでおらず、
まだ湿潤だったことから、

狩猟や漁労による食料も大きな比重を占めていた。
この頃の遺跡は、ナイル川から離れた場所にあるものが多いということが、川沿いは農耕ができない湿地だったのだろう。
時代的には、旧石器時代から新石器時代への移行期だ。

前5000年から前4000年には、
下エジプトのファイユームで農耕が行われていた。
栽培穀物は大麦・小麦で、衣服のための亜麻も栽培され、

家畜ではヒツジやヤギ以外に、ロバなども飼われるようになった。

ただしこの頃でもナイルの増水にはなすがままだったようで、生活の中心は漁業や狩猟だったようだ。

前4000年から前3000年頃になると、

ようやく古代王朝に先行する文化が上エジプトに生まれてくる。
これが「ナカダ文化」だ。
このころに農耕がナイル川流域に定着したが、

狩猟や漁労も並行して行われていた。
この時期に多くの彩文土器が作られ、遠方との交易も行われるようになり、エジプト原産でないものも発掘されている。
このころになるとサハラの乾燥化が進み、人々がサハラに住めなくなったことも関係しているのかもしれない。
それでもナイル川沿いやデルタ地帯にはまだ、
ゾウやカバ、ライオンなども暮らしていた。

前3500年頃になると、ナイル川沿いには

多くの村落共同体が生まれていた。
やがてそうした村落が統合され、部族国家が生まれていく。
この頃、上エジプトと下エジプトに各20程度、

合計40近くの「ノモス」と呼ばれる小国家が生まれた。
ただし、城壁に囲まれたメソポタミアの都市国家とは異なり、

大きな町らしいものはまだなかったようだ。
陸上交通は限られ、交通は船でナイル川を行き来するのが中心だった。(続く)


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# by mahaera | 2018-11-05 11:02 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

子供に教える世界史[古代編]古代オリエント文明(前3500〜前2300年ごろ)1・シュメール文明(その6)ギルガメシュ叙事詩

「ギルガメッシュ!」と聞いて、「ないと!」と答えてしまう男は40代以上か。
あの番組で「ぎるがめっしゅ」を知ったという人もいるはずだが、歴史上のギルガメシュはまったく関係ない。
ギルガメシュは、126年間統治したというウルク第一王朝五代目の王だ。実在した王か、それとも神話上の王なのかはまだ確定してないが、実在の王が死後、神格化したのかもしれない。
むしろギルガメシュは、英雄譚としての『ギルガメシュ叙事詩』の主人公としてのほうが有名だ。

「人類最古の物語」とも呼ばれる『ギルガメシュ叙事詩』シュメール語で書かれたが、のちにアッカド語やヒッタイト語にも翻訳されている。


主なストーリーはこうだ。
ウルクの王ギルガメシュは2/3が神、1/3が人間という半身半人の英雄であり、暴君でもあった。
人々は女神にギルガメシュを懲らしめるように願うと、
女神はその願いを叶えるために粘土から
野生児エンキドゥを作り出す。

エンキドゥは野山に暮らし、動物たちと会話ができたが、
ギルガメシュが送った神聖娼婦(神殿で神に仕える娼婦)
シャムハトと交わるとその力を失う。
しかしシャムハトはエンキドゥに
人間らしい振る舞いを教える。
エンキドゥはウルクへ行き、ギルガメシュと激しい戦いをするが、2人はお互いの力を認め合う親友になる。


やがて神殿に必要な杉の木を手に入れるため、
2人は森の怪人フンババと戦い、これを倒すが、
エンキドゥは神の呪いにより病にかかり死んでしまう。
友の死を嘆くギルガメシュは、「不死」を求めて世界を放浪するが、その答えは出ない。
2つの川の合流地点に住む船頭ウトナピシュテムは、
かつて船を造ってすべての動物を乗せ、神が世界を滅ぼした「大洪水」の際に生き延びた人間だった。
人間が粘土になった後、7日目に鳩を放って陸地を確認したウトナピシュテムに神々は永遠の命を与えた。
ギルガメシュは、ウトナピシュテムが出した試練に耐えられなかったが、若返りの薬を手に入れてウルクに帰還する。
しかし、途中ギルガメシュが水浴びしている間に、
その薬を蛇に取られてしまう。

こうしてギルガメシュの願いは叶わなかったが、
彼はウルクの王として寿命を全うする。


長い物語の要約だ。ころころと物語が変わっていくが、もともとがさまざまな話の寄せ集めなのかもしれない。
この物語を書き写した粘土板は複数あるが、最初に解読されたのはアッシリアの都ニネヴェから発見されたものから。
1872年にこの洪水の部分が解読された時、
西欧社会では「聖書のノアの洪水の話がそれより
古い物語の引用だった」
と大きなニュースになったという。
もっともこのギルガメシュ叙事詩の洪水物語も、
最近ではさらに古い伝承の引用であることがわかっている。
メソポタミアに伝わる洪水物語が、ヘブライ人に伝わり、
それが聖書の物語に組み込まれたのだろう。
異教の神殿であるジッグラトが、
バベルの塔の物語に組み込まれたように。


このギルガメシュ叙事詩は、ストーリーだけでなく、当時のシュメールの人々の考え方や生活ぶりも伝える。
古代のオリエントやギリシャにはいた「神聖娼婦」がすでにシュメールの社会にいたこともわかる(当時、神殿での売春は神聖な行為だった)。
杉の木などの木材が、すでに南部メソポタミアでは枯渇していたこと。
ウルクの長老と若者たちの間で、保守と革新的思想が分かれていたこと。
神々は人間を守るものもいれば、滅ぼそうとするものもいることなどだ。(続く)


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# by mahaera | 2018-11-04 10:33 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

ポール・マッカートニー 2018年11月1日 東京ドーム公演に行った!

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開演時間を20分過ぎた18:50。舞台袖から、

奥様のナンシーさんがセキュリティーと客席向かう様子が見える。

そろそろライブスタートだ。

「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の効果音が終わりほぼ19:00に、「ア・ハード・デイズ・ナイト」で始まる。

前回行ったのは2015年のドーム。昨年の2017年は行かなかったが、それは自分が日本にいなかったからだ。


前回見たときは3時間近くあったが、今回は2時間半。

それでも長丁場だが。ポールはアンコール以外は休憩もせず、水も飲まず、いつものように歌って、演奏して、しゃべってくれた。

もう何回も行っているので、演奏曲目とかレアな曲が聴きたいところだが、初めてというお客も多いだろうから、みんなが知っている曲はいつも通り演奏。

裏メニューの日があるといいなと、思うのだが、それは無い物ねだりか。

声はあまり出ていなかったけど、歌い方やメロディ、キーを変えないでやりきろうとしている。

ディランとかだと、声がてでないとか、そもそも気にならないのだけど、ポールの場合はどうしてもシャウトを期待してしまうから。
「Maybe I’m Amazed」とかね。

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前日のドームとは、何曲かちがっていたみたいだが、「Yesterday」をせずに「I Saw Her Standing There」をやっていたのが、話題になっていた。

僕は「I Saw Her Standing There」が好きなんで、とくに気にならなかったが。

あとは、今回は3人のホーンセクションが入っていたのがうれしかった。

「ウイングス/ロックショウ」の再現みたいで。

なのでホーン入りの 「Letting Go」、「Let ‘Em In」、そしてアビーロード収録で、もともとホーンが入っていた「Something」や 「Golden Slumbers」のホーン入りライブも聴けてうれしかったな。

まあ、いろいろ言う人もいるだろうが、僕はポールのライブ行って失望したことはない。

毎年でいいから待ってるよ!


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東京ドームセトリ(10/31、11/1)
A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi(11/1はJunior’s Farm)
All My Loving(11/1はCan’t Buy Me Love)
Letting Go
Who Cares
Got To Get you Into My Life(11/1公演のみ)
Come On To Me
Let Me Roll It
I’ve Got A Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
Nineteen Hundred Eighty-Five
Maybe I’m Amazed
I’ve Just Seen A Face(11/1はWe Can Work It Out)
In Spite Of All The Danger
From Me To You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being For The Benefit Of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band On The Run
Back In The U.S.S.R.
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

アンコール

Yesterday(11/1はI Saw Her Standing There)
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End


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# by mahaera | 2018-11-03 22:05 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)