人気ブログランキング |
ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

タグ:本 ( 9 ) タグの人気記事

「子供のための世界史」関連本紹介10(古代オリエント)その7「NHK ルーブル美術館 (1) 」「古代オリエントの世界」「古代エジプト文明 世界史の源流」

b0177242_11083487.jpg

NHK ルーブル美術館 (1) 大型本

1985/5 日本放送出版協会
青柳 正規(著)

古い本だが、ルーブル美術館の収蔵品の写真、特に古代エジプトとオリエントセクションをまとめて紹介しているのは貴重。歴史書を読んでいいても、こうした写真や図もないとイメージしにくい。ルーブルは特にエジプト関係が充実していて、パラパラとめくって眺めているだけでも、なかなか楽しい。★★★


古代オリエントの世界 (MUSAEA JAPONICA 8)

山川出版社(2009/8/1)
古代オリエント博物館 (編)

池袋にある古代オリエント博物館の収蔵品を主に、歴史別、テーマ別に発掘品の写真を並べて解説。悪くはないが、中身がやや薄いかな。物足りない感じはあるかも。★★


b0177242_11084359.jpg
代エジプト文明 世界史の源流(講談社選書メチエ) (2012/4/11)
大城 道則 (著)

エジプト新王国を主とした歴史解説本。要所要所のテーマを章立てて説明。割と読みやすいが、古代エジプト史をさらっと知りたい人には不向きかも。★★


by mahaera | 2019-04-05 11:10 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介9(古代オリエント)その6「四大文明 インダス」「メソポタミアとインダスのあいだ」

b0177242_13130267.jpg

NHKスペシャル 四大文明 インダス

日本放送出版協会 (2000/08)
近藤 英夫(著), NHKスペシャル「四大文明」プロジェクト (著)

NHK、放映された「四大文明」の時に出た本。当時、初めて詳しくカメラが入ったドーラビーラー遺跡については詳しくて面白い。ただし、インダス文明の外観的なところが弱い、というか、素人にもわかるような解説が少なく、いきなり細かく専門的なところに入るので、読み進めてもイメージがつかみにくいのが難。

★★


メソポタミアとインダスのあいだ: 知られざる海洋の古代文明

(筑摩選書) 単行本 – 2015/12/14
後藤 健 (著)

メソポタミア文明とインダス文明を結ぶ間のペルシャ湾岸に、農耕ではなく交易によって栄えていた文明があったという説を唱える。それにより、両地域は孤立していたわけではなく、交易ネットワークがあって成り立っていた。イラン高原のトランス・エラム文明についても触れるが、大半はアラビア半島で繁栄した交易都市文明について。今まで知らなかったので、なかなか興味深い。文明はすべて農耕から発達したわけではないという「非農耕文明」もあったという主張や、インダス文明の起源についてイラン高原のエラム文明が関係していたという説もまた、面白い。

★★★


by mahaera | 2019-01-06 13:15 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介8(古代オリエント)その5「 古代エジプト文明社会の形成」「 古代インド文明の謎」

b0177242_20061152.jpg


古代エジプト文明社会の形成―諸文明の起源〈2〉 (学術選書)
京都大学学術出版会 (2006年)
高宮いづみ 著
古代エジプトのうち、おもに先王朝時代から古王国時代まで、前3500年から前2200年ぐらいまでをとりあげる。固有名詞が多くなる王朝の政治史的なものは少なく、むしろ古代エジプト人がどのような生活を送っていたのか、文化、経済、統治システム、宗教、芸術など、社会自体を解説してくれるのでありがたい。ボリュームがあり、専門用語も多く、専門書と教養書の中間ぐらいの内容。ただし専門用語とか細かいところは読み飛ばしても、だいたいの古代エジプト人の暮らしぶりは浮かび上がってくる。★★★



古代インド文明の謎 (歴史文化ライブラリー) 単行本
吉川弘文館 (2008年)
堀晄 著
タイトルからしてインダス文明の解説本かと思ったら、実はインダス文明を滅ぼしたのはアーリア人ではない、アーリア人が大挙して侵入してきたことはなかったという自説を展開。そもそもインダス文明の担い手はアーリア系で、インドでは大幅な民族の変動はなかったという。著者の専門は中央アジアなので、中央アジアの文明に最後は持っていくのだが、自説が学会ではあまり認められていない不満に最後は終始する。説は面白いのだが、インダス文明自体についてはほとんど触れていないので、タイトルを見て読んだら違う本を読まされた気になった。むしろ「アーリア人の民族移動はなかった?」というタイトルにすればよかったと思う。ということで、インダス文明を知りたい人には役に立たない。


by mahaera | 2019-01-03 20:07 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介7(古代オリエント)その4「古代エジプト文明 」「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」

b0177242_19014306.jpg

■古代エジプト文明―歴代王国3000年を旅する (VISUAL BOOK)  

PHPエディターズグループ 1999年 レンツォ ロッシ 著
豊富なイラストによるビジュアルブックで、古代エジプトの人々の生活を解説している。
王朝史やピラミッド建設などはともかく、文字だけだとわかりにくい一般人の生活ぶりや農作業の様子などは、こうしたビジュアルで見せてくれるとわかりやすい。
一方、それに添えられた文の方は、翻訳のせいか流れがわかりにくく、頭に入ってこないのが難。
ただし、通史本を補完するという意味で、良書だと思う。

★★★★


■エジプト神イシスとオシリスの伝説について (岩波文庫) 文庫 –

 1996年 プルタルコス 著 岩波書店
有名なイシスとオシリスの神話についてまとめた本かと思って読んだら、あてが外れる。
筆者のプルタコスは、エジプトの神々はギリシャの神々と同じという先入観をもっており、その上で書いているのでしっくり来ない。
プルタコスがエジプト神話を聞いて、これはギリシャの〇〇のこと、というように書いているのだ。
そのため、エジプト神話の神々の関係や流れがわかりにくいし、また翻訳の注釈もどうしたいのか目的を見失っているようにも見える。
ということで、エジプト神話をざっくりと知りたかったら、本書よりB級映画の『キング・オブ・エジプト』を観た方が2時間で理解できるかも。


by mahaera | 2018-12-03 19:01 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介6(古代オリエント)その3「人類の起原と古代オリエント」「世界一面白い 古代エジプトの謎」

b0177242_12042820.jpg

■人類の起原と古代オリエント (世界の歴史)  1998年
 中央公論社
昔から続く、世界史全集の第1巻。
図書館には常備されている定番だ。
人類の誕生、先史時代、農耕と牧畜、シュメールと古代メソポタミア、古代エジプトまでが解説されている。
旧版に比べると図版やカラー写真が飛躍的に増え、見ていて楽しい本になっている。
かといって読みやすいかというとそうでもなく、多くの専門家がバラバラに書いたものをまとめたという印象が少なくない。
つまり通して読んで世界史の流れがわかるかというと、よくわからないのだ。
専門家の章ごとにはいいところもあるのだけれど。
高校生の副読本としては、ダメだろう。
文庫版も出ているが、図書館で借りてつまんで読むのがいい。
★★


■世界一面白い 古代エジプトの謎 【ピラミッド/太陽の船篇】
 2010年 中経文庫 吉村作治 著

学会とか専門家からは、いろいろまちがっていると批判もある吉村作治だが、古代エジプトの魅力を誰にもわかりやすく普及させた功績は大きい。
この人の魅力は、とにかく「素人にもわかりやすく」だ。
この本は先史時代から古王国時代までのエジプトの歴史本だが、一般の人が興味を持つように(多少ベタでも)工夫されている。
通俗的かもしれないがそれは重要だ。
意外に先王朝時代までも詳しく解説されているのは助かった。
読み応えがあるのは、本人が一番押している「太陽の船」のくだりだろう。
文庫本は中古で投げ売りされているので手に入れやすい。
★★★★


by mahaera | 2018-12-01 12:05 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介(古代オリエント)その2「四大文明 (メソポタミア) 」「家畜の文化 」

b0177242_11310499.jpg


■四大文明 (メソポタミア) (NHKスペシャル)
日本放送出版協会 (2000/07)
松本 健 (編集), NHKスペシャル「四大文明」プロジェクト (編集)

当時放映されていたNHKスペシャルの書籍版だが、

特に番組と内容は連動してはいないようだ。
取材班のルポ(苦労話)などのほかにシュメールからアッカド、

アッシリアに至るまでのメソポタミア文明の概説がある。

が、面白いのは、衣服や食べ物などについてのコラムのほうだ。枝の部分の読み物が面白い。
また豊富なオリジナル写真や画像が使えるのは、予算がふんだんにあるNHK出版らしく、これは贅沢。
内容的には古くなってしまったが、中古で投げ売られているので手に入りやすいはず。

★★★


■ヒトと動物の関係学〈第2巻〉家畜の文化
秋篠宮 文仁 (著), 林 良博 (著)  岩波書店 (2009/2/26)
世界史の中でいかに動物が家畜化されていったかを知りたくて読んだが、必要なところは最初の数十ページ。
幾つかの章ごとに専門家が自分の専門分野について述べている専門書で、面白くない。
全体的なことより、それぞれの地方の民族と特殊な家畜の関わりが多く、僕の目的とはズレた。残念。


by mahaera | 2018-11-30 11:33 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

「子供のための世界史」関連本紹介4(古代オリエント)その1「毛皮と人間の歴史」「シュメール―人類最古の文明の源流を辿る」

b0177242_10595457.jpg

毛皮と人間の歴史
 紀伊國屋書店 2003年 西村三郎

図書館で探したけど、ありそうでなかった人間の衣服歴史本。

この本はタイトルにある通り、服飾の中でも毛皮に絞ってあるが、最初の頃の古代の章では人類が服を着始める頃のことについても記してあって参考になった。
特に資料から具体的な数字を引いているので
イメージしやすい。
世界史の教科書からは、古代人の服装をイメージしにくい。
まだ布が高価な時代、自分では、古代の一般庶民は手に入りやすいヒツジやヤギ、犬などの毛皮を下半身に身にまとっていたと思っていたが、どの歴史本でも言及していなかったので謎だった。
しかし、この本ではローマ時代の物価の資料で、
その3種の皮が取引されていたことが出てきて
ようやく納得がいった。中世以降は、
具体的な毛皮の貿易量が出てくるので、これも参考になる。
★★★☆


シュメール―人類最古の文明の源流を辿る
 アリアドネ企画 1998年 ヘルムート ウーリッヒ

タイトルのようにシュメール文明の研修者による解説本なのだが、構成のせいなのか、翻訳のせいなのか、大まかな流れがわかりにくい。
ページを読み進めていっても、50ページ前からどのくらい歴史が流れていったのかがわかりにくいのだ。
もちろん一冊まるごとシュメールなので、
詳しいことは詳しいのだが、読み終わっても、
あまりシュメール人のことが生き生きと伝わってこないのが
残念。★★


by mahaera | 2018-11-13 11:01 | 子供に教える世界史・古代編 | Comments(0)

蔵前仁一氏の新刊『テキトーだって旅に出られる!』が届く(データ制作で協力しました)



b0177242_13130944.jpg
昨年末、データ制作で協力させていただいた
蔵前仁一氏の新刊『テキトーだって旅に出られる!』(産業編集センター刊)が届いた。

依頼があったときは、まさかこんなに本にバッチリ使われると思わず、「資料なのかなー」と思っていたのだが(笑)

本が届いたので、これからじっくり、
いやこうした本だから電車の中でとか、
気楽に読ませていただきます。

旅に出るのに理由はいらない。
とりあえず、出てみれば何とかなるし、
何とかならないときはならない(笑)。
でも、たいていのことは、どうにか悪くはないところに着地する。

蔵前さんだけでなく、僕も含めて、
人は海外に出ると物の見方が変わることは確か。

ということで、皆さんも読んでみませんか。

by mahaera | 2018-04-21 13:15 | 仕事のはなし | Comments(0)

以前、ブログに連載していた「子供に教える世界史」完成! 地味に販売しています(笑)



b0177242_23070231.png
印刷屋さんに発注していた「子供に教える世界史」が届いた。

これは息子の大学受験の際、「世界史」を1年半にわたって
息子に教えていたことを、覚書のようにしてFBやらブログにあげていたのがもと。
途中から書き始めたので、古代史ではなく、
いきなりルネサンスや産業革命ぐらいから始まっている
また、息子の受験終了とともに連載も終わりにしたので、
最後はキューバ危機のあたりで終わっていて、中途半端だけど。

ただ、皆さん、世界史がうろ覚えになるのは、
アヘン戦争以降の近代史や20世紀以降の現代史なので、
その辺りを再学習するにはいいかと、まとめてみた。

本にするにあたり2000字ほどの見開き完結に再構成して全64回
プラス番外編で「映画で学ぶ世界史」も9作品加えた。
総ページは144ページだが、ページ節約のため割と文字がびっしり。
文字量的には新書一冊ぐらいの読みでがあると思います。

装丁とレイアウトは、旅行人の蔵前仁一さんにしていただきました。
一人でしていたら、これほどカッコよくはならなかったと思う(笑)。
サイズはA5版。「地球の歩き方」と同じぐらいとイメージしていただければ。
定価は1200円ですが、現在、注文された方には送料無料でお送りします。

PDF版は800円です。だけど単なるPDFなので、ご了承ください。
まだ在庫は余裕ありますけど、増刷はしないので売り切れたらおしまい。
まあ、たくさん作って余るよりはいいかと(笑)
それ以降はPDFのみになりますね。

注文はメールなどの連絡先を教えて頂ければ、
購入方法のお知らせを送ります。
連絡先 mahaera@hotmail.com 前原利行  *maeharaでなくてmahaeraです。

サンプルページです。
それでは、よろしくお願いします。

b0177242_23070753.png

by mahaera | 2018-03-25 23:13 | 世界史 | Comments(0)